East gate,Open the sea.

飽きるまで推す

熱い舞台と世界平和2021夏

※東京大阪A1号のオタクが書いた主観と偏見と私情による感想。舞台についてそう詳しくはない俳優のオタクが書いた個人の感想です。
推しとはA1号のことであり私は推しのまばたきがバタフライエフェクトみたいに巡り巡ってどっかの国の紛争を止めていると本気で思っているので(前記事参照)急に「推しがまばたきをしたので世界平和」とか言い出しますがご理解ください。



今年も!
12人の怒れる男を観てきた!
っていうか明日も観る。
推しのオタクなので三年目になるわけだがキャストや配役が変わることにより毎年なんらかの化学反応のようなマリアージュのようななんかそういうものを目の当たりにしている。

忘れないうちに書いておくけれど今年もランブロがなくてとても助かりました!!!!!
本当にありがとうございます!!!!!!!!!!!!
あと特典大判ブロマイドに厚紙の補強が入ってとてもありがたかったです!!!!!

感謝の意をこめて推しが出ない公演も買ったので明日はBチームも観る。ランダム商品がないとその分チケット代に回せるので本当にありがとうございます!!!!!!!!!!!!



去年も雨が降る日に観劇したけれど今年は大阪東京ともに雨の日があった。
大阪公演では帰る頃にやんでいたけれど東京公演では帰りも降っていた。
いきなりラストの感想を書くけど、ラストで3号だけになって他のみんなが3号を見つめるシーンで雨の音が聞こえてくるのが好きなので、劇場出たときに外にも雨が降っているとそのシーンを思い出して味わい深く感じる。誰も話さない静かな劇場で、雨の音が聞こえてくる。結末を知っているのに何度もそのシーンで息を止める。
もちろん錯覚だけれど舞台と現実が地続きになっているような、なんかそんな余韻が残る。


行き帰りに濡れるので晴れている方が助かるけども、この舞台に関しては雨も悪くないと思う。
大阪会場、駅からちょっと距離あって汗×湿気×雨で顔面が大惨事になったけど。


思い付いた順に感想。
・大阪東京A8号
好きですわ~~~。年を重ねるごとにどんどん好きになる。2019年はひたすらに「真面目!」な感じがしたけれど2020年はそれにくわえて熱かった。2020年の「見てくれよ」「遊びじゃないんだよ」って言っているシーンがとても好きだった。2021年はそのシーンは台本どおり(見てください)だったけど全体的に例年に比べていやらしさが増していた気がする。
大阪公演で7号に「そんなに野球の試合がきになるの?」とか「~なの」みたいな話し方をしていたのが印象的だった。2019おやつ公演で7号をやってらっしゃったときに「8号という役のせいで真面目なイメージを持ってたけどヤな役も合うなあ」と思っていたけど8号というキャラを壊さない、でも絶妙にちょっといやらしさ感じが出ていて最高だった。

・3号
い、嫌な人だ…………と、思った。
私はこの舞台だと「マジでおるよなこういう人」かつ「嫌なキャラ」に対して「最高」と言うことが多いけど今年の3号、そういう点で最高だった。
終盤「~の代表取締役やぞ」みたいなことを言うシーン、最高。マジでこういうことを言ってくる人はいるし「だからなんぼのもんじゃい」と正直思うのでそう言ってしまう人たちの気持ちは全然わからないけれど「こういう人間がいる」というのは身を持ってよく知っているので「最高」と思った。
関西弁で本当に「べらべらとようしゃべる」みたいな話し方だけど早口でも聞き取りやすいし聞き入ってしまう。あと6号にすごまれたシーンだったか、たしか大阪公演だけど左目だけ細めるような表情をされたときの目に寄ったしわがよかった。意識されているわけではないのかもしれないけどそのときの表情がとても好きだと思った。
下手の席が多かったので3号が5号に謝ったり4号に言い訳めいたことを話したり、ラストで泣き崩れたりするシーンがよく見えたけどこの3号は勢いで言ってしまってそしてそれを後悔するタイプのように感じた。
過去みた3号の中で一番「泣き崩れ」ていた。

そういえば2019、2020では7号が口笛を吹いていたけど今年はラスト間際に3号が吹いているだけだったな。


・4号
推しも過去にやったけど、毎年思う。
「急にキレるやん」
大阪4号はけっこう頻繁に声を荒げていた。
6号と8号が「もし真犯人だったら~」って話をしているときに後ろで推しと机を指して何か話しているけど「ナイフ刺しちゃったけど、っべーかな」みたいな話しでもしているのか最終的に推しがなにか押しつけられていたように見えたのでそこの会話を教えてほしい。
東京ではそのシーンも4号は席に座っていた。東京A4号、過去観た中で一番淡々としていて偏見にまみれた感想を言うと「そうだよなこういうタイプの人は終始こんな感じで話すよな」と思った。
この手の人ってそう簡単に声を荒げないイメージがあり、そのせいで私は毎年「急にキレるやん」と思う。偏見です。
でもそのそう簡単に大きな声を出さない東京A4号が10号に「黙れ」と叫ぶのでうまく言えないがこの4号の誠実さみたいなものが見えて好きだわ~~と思った。

・11号
11号、「外国人」の役だけど演じているのは日本人なので難しいのだろうと思う。2019年にはじめて観たとき途中まで11号が外国人と気がつけなかったのでやりすぎるとわざとらしいし、やらないと気づかれないし難しいだろうな~~と、思うと同時に演じた方の「外国人に対するイメージに近い偏見」が見られるのでおもしろいと思う。
大阪東京A11号は「助詞が抜ける」タイプの話し方だった。この11号がどこの国の人か知らないけれど英語圏の人は「I am」「This is」みたいな文章になれているはずなので「は」「が」が抜けるのはやや不自然ではないだろうかと思ったけれどこれも私の偏見です。

11号と言えば7号との掛け合いがも~~めっちゃ好きなんですけれど今年もよかった。
大阪公演のとき11号けっこう台詞変えててどれもよかった。「俺のことガキ扱いしやがって」とその前に言っていた7号に対して「子供ですか?」って煽り文句、好きです。

・東京A2号
あ~~~ここであのコップ出してくる?!って興奮してしまった。

・東京A6号
2019年にはじめて観た6号がよくてそのイメージがついてるけど今年の6号はまた違うタイプでよかった。2020東京B6号を思い出した。
2019の6号と違って「力」で押してくることはあんまりないけどこのタイプも好きだな~~、7号が扇子をトントンしてるのを止めるシーンが特に好き。あと、エアコン直そうとするシーン、過去一で「直そう」としてて「見える……蓋を外し、中のフィルターを外し、なんか配線引っ張って……あ、諦めて戻した……見える!見えるぞ!!!」と、うっかりムスカになってしまった。見えたもん!クーラーの蓋、開けてたもん!(トトロいたもん)

・急に思い出したけどスマホとかコンタクトとか「2021年仕様」になっている台詞がいっぱいあった。でも3号が過去に観た映画はどれも一昔前の名作映画、というラインナップ

・12号
今年はアドリブが大人しいな……。
2020年のパワーワード「私イタコなのね」がいまだに忘れられないけれどでもアドリブシーン長くなりすぎて公演伸びることもあったのでおとなしめにしたのだろうか?
そんな中でも大阪A12号、絶妙に笑わせてきてマスクの下で「ブブッ」ってなってしまった。パンの日のくだりと、「誰が投げるの?」「ハイジ」は笑いを堪えるのに必死だったし、推しも被弾して笑っていた。
ラジオの回も好きだった。過去にあれ「ゲストです!」って言って守衛を呼んで怒られてた12号がいたな……
東京A12号は「なんかうまく言えないが好きだな」と思ったので明日も観て理由を明言化したい。

・10号
大阪もキャスト変更(代役?)で東京Aの方。
冷静に考えると標準語でも関西弁でも同じ役ができるのむちゃくちゃにすごくないか……?標準語のときにうっかり関西弁が出てしまった、というのを今のところ見ていない気がする。
今まで「ヤな人~~(最高)」と思って見ていたけど急に怒って泣きはじめた1号に対して「なんで泣いてんの?」って言うシーン、「いやこれ私もこの立場だったら同じこと思うわ」と、3年目にして理解した。

・推し
出てくれるだけで万々歳だけど今年も1号か~~とは思った。でも上に書いた10号とのシーンで3年目にしてようやく「推しの1号」がわかってきた気がする。
4号と同じように私は1号に対して「急にキレるやん」と思う。ガキと言われたシーン。
過去見た中で一番理解できた1号は2020東京B1号で怒った後に「すみませんとり乱しました」みたいなことを言っていて、そのあたりの「怒りの鎮め方」が見ていて納得できたのだと思う。
推しの1号は全っ然わからん。
「えっそんな急に怒ります……?」というキレ方をする。推しが怒ったときとかに唇を突き出す話し方は横から見ると口の形が完全に「Σ」なので「おもしれーやつ」と思って見ている(推しに対してすぐに跡部になりがちなオタク)けど、そこでそんな急にキレるのが本当にわからなかった。
で、今年大阪初日だったかと思うけど推し、本当に泣いているように見えてそれを見て納得をした。
たぶんこれは「怒りはすれどそれをうまく言葉にできなくて大きな声を出すか泣くかしかできない」のではないだろうか。大阪公演直前「むかつきすぎてどうすればいいのかわからなくて涙が出る」みたいなツイートを見た。私はそのタイプではないので「ほ~」と思っただけだったけど今年推しを見て「これか!」と急に理解した。そして私が推しの1号がわからないのは自分がそのタイプではなくまたまわりにそういうタイプの人間もいなかったからだと気がつく。
そしてたぶん今後そういう人が現れたら10号と同じ反応をすると思う。

全然うまく言えていないけれど推しの1号に対して「わからない」ではなく「知らないということがわかった」。
私の解釈が間違っている可能性はおおいにあるけど、「怒りをうまく言葉にできなくて大きな声を出したり泣いたりする」。が、ガキだ…………。

そして今年は10号にキレるシーンでまばたき増えるバージョン(全然まばたきしないでガン見のときもあった)だったのでやった~~世界平和!!
そういえばこのあいだ地上波に推しのまばたきが流れたので私は配信サイトで見たけど「SEKAI NO HEIWA」をたしかに感じた。私にもっと財力があれば推しのまばたきが地上波で流れるたびに口座から自動でどっかに募金されるようにしていたところである(推しのまばたき→叔父→募金→世界平和!!!!!)

まばたきと言えばいつも7号と11号のシーンが好きで推しがジャケット脱ぐ瞬間を見逃しがちなのだけど東京公演では二人の意見を聞いて自分の中で噛み締めるようにしばらく目を瞑っていたのが印象的だった。
推しは「ガッ!」と目を見開いてなかなかまばたきをしない、というシーンがよくあるけど目を瞑って考えているというのは珍しい気がする。

あと、2020年は神経質なまでに立ったり座ったりするたびにジャケットのボタン留めてたけど今年はわりとあけっぱなしでふと留めたときけっこうきつそうだったから今年もクラファン
あるかな~~~~?と、思った。もう発表されてたっけ?あれでも差し入れ機能に衣装代があったようななかったような。
でもきつそうなジャケット着てるとそのせいでガタイがよく見えて「ラグビー部の顧問」という感じがする。これもまた偏見。

ラグビー部の顧問してた~ってシーンも大阪公演、思い出し泣き?してる日があって「???」ってなった。「興奮しやすいたち」の日だったのだろうか。

微妙に台詞変えてきたり演じ方変えてきたりで3年やってるけどまだ推しの1号引き出しがあるのか~~と、見ていてとても楽しい。推し、ここ数年しばらく見てるけどずっとおもしろくて最高。できれば他の役も見たいしわからないこともあるけども。
東京公演で「自分じゃ気づかない人ばっか」って12号に対して言うシーン、微妙に台詞変えててこっちの言い方も好きだ~~。


書ききれなかった方もいるけれど明日も観劇なのでこのへんで。
観たことない方は配信が19日まで観られるのでぜひ。

さて明日も熱い舞台と世界平和を楽しみにしてます。