East gate,Open the sea.

飽きるまで推す

第十話 推しと接触

今回のブログとはおおむね関係ないけど参考:第六話 同担と接触 - East gate,Open the sea.

 


 お久しぶりです叔父です。寒い日が続きますが同担(思念体)の皆々様はお元気でしょうか。
 前回のブログから間があきましたが1月は夜行バスで4回東京に行ったりしてました。2月はご存じの通り推しの個人グッズイベントがありましたね。
 行きました。
 接触してきました。
 なので今回は「私が推しと接触する話」です。
 1月の舞台のこととか遠征のこととか書きたいことはいろいろあるんですがとりあえず2月の接触の話です。
 2月のイベントの話をする前に1月の舞台の直前にあった舞台のイベント、人のはてブロを読んで思ったことを書いておきます。
 私は話が長いので各々イベントがなくなって暇になってしまったときとかに読んでください(ちなみのこのブログは長くなりすぎたので2月イベントに行く前で終わっています。イベント部分だけ読みたい方は次回の更新をお待ちください)
 


 1月7日、なんやかんやあって私は夜行バスに揺られて東京に向かって推しを見に行った。「観る」というか「見る」というイベントだった。
 珍しくぴあのプラチナアカウントが仕事をして先着チケットがとれてしまい、しかしその日仕事が入っていた私は死に物狂いでそこから弊社くんと闘い休みをもぎ取った(もぎ取ったというか別の日の休みとかえてもらった)。それによって元から年末年始は仕事だったけどさらに連勤となり、1月6日が仕事納めとなった(この場合は12/31が仕事納めで1/1が仕事始まりというべきなのかな?)
 1/6仕事が終わった後そのまま夜行バスに乗り東京へと向かう。体力はある元気なオタクの叔父は「鋼の連勤術士」の名をほしいままにしていた(この導入いるか?)。
 連勤が続き睡眠時間が減ったせいで思考力が低下していたけどなんか会場でチケットを買うと推しから直接何かもらえるらしい、ということを公式のTwitterで知る。すでに手元にチケットは揃っていたが、内訳をざっくりいうと「めちゃイケ」「めちゃイケ」「普通」「キャスト先行だししゃーなし」「は?」という感じであった。すべて前方確約チケットだが、「は?」っていう席があり、ここに座るなら後ろのほうに座って双眼鏡で推しのまばたきをガン見したほうがよくないか、と思ったので会場で当日引換券を買うことにする。
 たしか朝東京について前回のブログを書きながら人のはてブロを読んで「そういえば私は推しと接触するのはこれが初めてではないか?」と気が付く。過去にもこういった舞台のイベントはあったけど発表が直近すぎて仕事が休みなくて参加したのは初めてであった。人のブログを読んで思ったのが、私の推し事は私→推しで完結しているなということである。完結というか、「俺はおめーが好きだぜ~完~」。推しが私のことを知らないのを自覚しているので推しにどうしてほしいとかそういった感情はここまでほぼなかったなと思った。いやまあまばたきはしてほしいんですけど(このブログでは何度も言いますが私は推しのまばたきが最高に好き。推しのまばたきはバタフライエフェクトみたいにどこかの紛争を止めているのでそういうつもりでこのブログを読んでください)。
 以前のブログでも書いたけど、今のところ私が推しに言う「好き」は「おもしれえじゃねえのアーン?」なのだけど、「目と目が合う瞬間好きだと気付いた」が起こる可能性はゼロではないし、そしてそれは今日起こるかもしれないと考えていた。
 っべーな、「今日から俺は」の後に続く言葉が「リアコ同担拒否」になるかもしれない……! 

 1/7イベントのこともいろいろ書きたいんですが今度別のブログで書きます(テーマ「推しは生物としては最高にオモロだが推しのネタがおもしろいかはまた別の話である」)。
 結論から申し上げると目と目が合った瞬間、「いやでも目が合う前から好きだが?」と気づいた(もちろんこの好きはオモロの意味で)。この日のチケット購入特典は一人一枚ポチ袋渡されてそれを持って進むとキャストが中にプリクラ風シールを入れてくれるという内容だった。なのでほぼ通り過ぎるだけだったけど、キャストさん方はちゃんと客の目をみて人によっては「今日はありがとう~」みたいなことを言っているなと列に並びながらわかったのでその流れのまま他キャストさんの目も推しの目も見てシールをもらうだけもらって帰ってきた。
 目と目が合うのもはじめてだし、推しとこういった形で対面するのもはじめてだったのだけど「いやでも目が合う前から好きだが?」と、もうひとつ思ったことがある。
 思ったより推しがでかい。180センチ近くあるのでそこそこ大きくはあるんだけど、なんか悔しいというか「いいな~」というか「ジャイアント馬〇になりたい(推しより大きくて強い)」と思った。そう思った私は関西に帰宅後久しぶりにスーパーで牛乳を買い飲み始めるのだが(大きくなる方法があまりにも小学生)、夜会社終わって帰宅後に飲んでいたコーヒーが牛乳に変わりその結果こころなしか寝つきがよくなり私の睡眠の質がよくなった。
 ここまで書いた分を読み返して、「どういうことなんだってばよ」と思うがそういうことなんだってばよ。
 推しと初めて対面したらジャイアント馬〇になりたくなり牛乳を飲んで睡眠の質が向上した。風が吹けばなんとやらである。


 そんなこんなでジャイアント馬〇になりたい私は牛乳をのみ、1月はその後3回東京に行った。
 1月4回目の東京であっぱれ寿松竹梅している間に(訳:刀ミュを観ている間に)推しが「ちょっと今度大事な発表あるから」みたいなことを言っていた。大事な……? 飼い猫が増えたとか側転が上手にできるようになったとかパクチーが食べられるようになったとかかな……いや、「大事なお知らせ」といえばあれだ「長年おつきあいしている云々と云々することになりました」じゃね!? とワクワクしていたら個人でコラボグッズ作ってヴィレヴァンでその発売イベントやるよ、という発表でした。
 そうやく本題に近づいてきたけどまだ副題みたいな話が続きます。

 

Q.3900円のシャツと800円のキーホルダーを組み合わせて3000円ごとにもらえる特典券の枚数を考えよ

 この手の算数が叔父さんは大好きだ。
 詳細は省くが3枚で握手+スマホで写真撮影、4枚で写真×2、5枚で写真と動画、6枚で店内案内5分である。
 この手の算数が叔父さんは大好きなので(2回目)、3000円券×6枚で5分店内案内ということは21万6000円で推しの1時間が購入できて3900円×40枚+800円×75個か~~~と考えていた。
 しかしこのタイミングよりも、今度ある2.5舞台の後のほうが集客は見込めるんじゃあないかなと思っていた。
 でも、このイベントは購入するために店舗に予約の電話をする必要があった。令和のこの時代に電話予約て、しかも店の電話ってこれひとつしかないのでは? といろいろ突っ込みたかったがまあ買えるだろうとたかをくくっていた。予約初日、土曜日だったが私は仕事をしていた。10時から予約開始で、休憩に抜けた12時過ぎに電話したらすでに売り切れていた。そんなことある????
 推しの人気をなめていたというか、いやでもこれは用意していた数が少なかったのでは……? しかしどうしても行きたいなら人に頼むべきだった(頼める人がいるかどうかは置いておいて)。この時点で私は2月に2回開催されるそのイベントのどちらも仕事の予定だったので万が一とれたとしてもまた鋼の連勤術士として弊社と闘わなければいけなかったのでまあ今回は「いのちだいじに」ということで……とか脳内でいろいろ言い訳を考えていた。
 私は推し関係で、落ち込むことがあんまりないのだけどそれは落ち込むほど頑張っていないからというのもある。「頑張った」ということへの見返りを求めたくないので、「頑張る」ではなく「楽しむ」程度で推したいと思っている。しかし「頑張って」いたら買えたのではないかと思うと悔しいというか、うまく言えないけど複雑であった。推し関係では人と協力する気がないし、特定の同担の人と仲良くするつもりもない。でもこれ誰か友達にかわりに電話予約頼んでたら買えたんかな~とかいろいろ考えながらまあでも買えなかったものは仕方ないので仕事に戻った。
 でも脳内でさ、ずっと手塚国光が言ってくんのね。「何故本気で勝ちに行かなかった?」「本当のお前はどこにある!?」って……(なんで今日ブログを書こうと思ったかというと不二の誕生日じゃん、ということからこのことを思い出したからです。不二周助くん4年ぶりのお誕生日おめでとう!!
 勝敗というかあんまり推しに執着がないオタクであるけれど、私は推しを推すようになってから徐々に変わっていっているところもあり(推しの舞台に関しては前の方で観たいなと思うようになってきた)、個人的にそれも含めて面白いので私は推しを推している。1/7のイベントも、それまでだったら弊社と闘ってまで行くことはなかったよなと思うとオタクとして成長しているのか人間として終わっていっているのか判断が難しいけど、ひとまず自分の変化がおもしろいなと思う。頑張ってこのままジャイアント馬〇になりたい(外見も変えるの?) 前だったら、仕事が入っている日のイベントに参加できなくてもこんなに悲しくはなかったよな~、でも運がなかった9月のイベントだけでなく推しに金を払うイベントにも参加できないのまあまあ辛いな~、と思いながら仕事した。

 この日、推しのイベントに参加する権利を得られなかったおかげで「気づき」があったんだけどしかしその10時間後くらいに帰宅したらなんか追加で予約受付が開始していてよくわからねえままに電話してなんとかつながって予約ができた。電話が切れた後、ポルナレフみたいな顔(あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!)をしていたと思うよ……。2.5舞台の後のほうが集客が見込めるのではと思ったけど、もしそうされていたらこの予約も取れたかわからないので舞台の前でよかった。
 そこからの叔父VS弊社の闘いも熾烈を極め、っていうか本当に急なのでどう頑張っても当日しか休みが取れないうえに前日も残業が決まっており往復新幹線しか手がないけど毎月の貯金額は減らしたくないので新幹線代も稼ぐために連勤術士は連勤だけでなくさらに残業も重ねることとなった……等価交換……働かなければ金は得られない……(まったく個人的な「貯金」に関する考え方だけどお金をどこかにとっておいただけでは額はあまり変化はない気がするので「使う額を減らす」か「入る額を増やす」をしないと貯金はできないと思っている。それはそうとして500円貯金を数えるのは好き)。
 そんなわけで途中でまあまあやばかったけど精神的には元気だったのでなんとかしました。
 そして私はジャイアント馬〇になれないまま2月15日をむかえたのであった。

 推しとの接触はまた次回。推し事ブログだけどここまで推しがほぼ出ていない。どういうことなんだってばよ。

 

 

 お願い、死なないで叔父! あんたが今ここで倒れたら、イベントの参加券はどうなっちゃうの? 仕事はまだ残ってる。ここを耐えれば、弊社に勝てるんだから! 次回、「叔父死す」。デュエルスタンバイ!