East gate,Open the sea.

飽きるまで推す

この推しの舞台がエモい2018

 

(舞台自体がエモかったのと推しがかわいすぎて辛抱たまらんくなって感想? をしたためた2018年11月の舞台の感想。備忘録として書いていたと思ったけど「誰かが読んでいる」ということを想定した書き方をしていて読み返したら笑ってしまった)

 

 推しがかわいい。そして格好いい。生きている。今日も生きている。
 すごい。

 二次元のオタクがはまっているジャンルから2.5次元をのぞき、そこから三次元の推しができた。そしてその推しがかわいかった最高すげえ! 生きてる! ということをいうだけの文章です。
 そしてこの間の舞台が映像化しない故にその最高にかわいいという記憶が薄れていくのが悲しいので記録として残しておきたかった。と、いう内容の書きかけの感想が出てきた。続きを書くけど11月に観た舞台なのでいろいろあやふや(現在12月)。

 舞台自体が個人的には面白かったです(小並感)。ただ原作を取り寄せる時間がなくて未読のまま言ったのだけど台詞のかけあいとかものすごい面白かったので読んでから行けばよかった。それとも原作から変えているのかな。

 仕事の関係で(ガチ勢の皆様におかれましてはただの言い訳でしかないと思われるかと思いますがそのとおりです。推しの舞台は毎回かろうじて2回観劇する程度のライトなオタクです)前楽、千秋楽しか観劇できなかったのですが、最初観たときの「俺はなにを観たんだ?」という衝撃。

 舞台観劇しはじめたのがここ数年、だいたいいつも二階席三階席があるような劇場(これの前の推しの舞台は二階席なかったけど)で観ているのですが今回いわゆる「小劇場」というやつで、すみませんあれが小劇場なんですか? disではないですが入った瞬間「アンダーグランドすぎんか」と思いました。寺山修司が「天井桟敷」という劇団をしていたとかそういう話が一瞬で脳内を駆けめぐりました(同じ理想を持つなら地下ではなくもっと高いところへ自分をおこうとかなんとか。Wiki参照)。
 テレビでみたことある、地下アイドルがライブやるところに似ている! そしてパイプ椅子。事前にネタバレというかどんな感じかをTwitterで検索していたけど「尻が痛い」という有益な情報を得て心して臨んだけど本当に尻が痛かった。アイア、行かずになくなってしまうけどこんな感じなんすかね。
 そして近い。段差がねえ。
 近い。
 小学生のころの学習発表会でさえ段差というか「舞台」があったんですが、どうやら我々が座っているのと同じ地表で推しは演技をするらしい。前楽は2列目だったのです客席も前の方は段差がないので前の人の頭で一部見えない。

 推しがかわいいの話の前に、小劇場にびびっちゃった話が続きますがご容赦ください。当日券の枚数によって途中でPAIPU椅子が追加されていたけどこれが普通なんですが教えて先輩たち。
 入った瞬間から動揺に次ぐ動揺。そして人生で初めて「整理番号」がランダムで配られる列に並んだのですが、金を出しても最前が買えない、ただただ己の運のみで勝負するシステム。転売チケット買わない派なのでいいね、悪くない……(燭台切光忠)と思ったけど最前ほしい先輩たちからするとこのシステムって厳しいっすよね。

 記憶があやふやなので、嘘は言いませんが記憶違いがあったらすみません。
 とりあえずスモークがたかれた狭い空間でプロレスの紹介みたいな感じでキャストの紹介。こういうのむっちゃ好きなので初っぱなからテンション上がりました。そして推しは、なにか投げてキャッチするような? 動きをしていたのですがその前に出てた作品のブロマイドで青リンゴ投げているのがあってそれが最高に好きだったので「うわ~~好きなブロマイドの、推しが動いているところがみれたんですけど」と感動していました。すげえ、推しが動いている。毎秒新規絵。すげえ。ぬるぬる動く。
 前回の劇も、その前の作品でももちろん動いていたのですが、あれですよね。推しのノーズメイク濃かったですよね? 前作はアイラインもがっつりでしたけど。ふたつ前の作品は眉毛もごりごりだったし。
 今回は「推し」の顔だった。っていうか肌きれいすぎん? フォトショップで加工しているのかと思ったけどいや、目の前で動いとるがな……というセルフつっこみがとまらない。
 右の涙袋の上の黒子が最高に好きなんだけどがっつりみえた。左耳のは結局ピアス穴なんですか黒子なんですか。塞がりかけのピアス穴に見えたけど誰か教えてくれ。
 とりあえず推しの元の素材が最高に活きていた。ほかの方も同じだけどスラックス+カッターシャツっていうシンプルな格好。ネクタイしてたりシャツの裾をしまっていたりいなかったりでみんな少しずつ違う。でもみなさん同じサイズのスラックスなのか背の高い別の演者さん、ズボンの裾が足りていなくてこういうの好きです。

 推しの出番はそんなに多くなかった。「少年役」としてわ~~っと出てきてかきまわしていくような感じでした。
 順番ぐちゃぐちゃに話していると思いますが、推しが両手でマイク持って「はじめてのチュウ」を歌うところ観たことある? 俺はある。
 推しがかわいいとかそういうチャチなもんじゃねえ……おそろしいものを(略)
 俺たちはなにをみせられているんだ? という混乱と、「この演出考えたのは私か?」という混乱。
 いや、かわいかったじゃん。
 前作のトークイベントでマイクの使い方が下手すぎて一人だけ音量調節された話、一生語り継ぎたい。ほめるところではないのかもしれないけど、推しが箸を転がしてもかわいい時期なので「かわいい」と言います。観る舞台、みんなピンマイクをつけている舞台がほとんどなのでマイクの正しい持ち方とか知らないんですがほかの方をみるに唇の下につけて話すのが正解なんですかね。
 そんな中、両手でマイクを持って口からやや下の方でかまえて「はじめてのチュウ」を歌う推し。なんだよ……なにをみせられているんだよ……いくらだせば映像化してくれるんだよ……。
 満面の笑みでたしか「foryou」のところでほかの方にマイクを向けて歌わせる推し。かわいいかよ。
 なんではじめてのチュウを歌っていたのかをうっかり忘れてしまったけど(そのあとゴドーからの手紙を出してくるんだっけ?)、記憶喪失になるには十分な衝撃だろこれ。
 そのあとだったかハイジの格好で出てきた推しにも混乱したけど。混乱している我々を後目に推しは口パクで「ペーター」「クララ~~」みたいなことをいっているのが口の動きでわかった。178センチある推しがハイジに見えた。アルプスの大草原が『視え』た。北島マヤか……? (「おそろしい子……!」って思ったよあの絵柄で)
 その格好のまま額に「ゴドー」って書いたガムテくっつけて出てきた推し。額のガムテをさして「タトゥー」(だったか刺青だったか)言ってたけどなんだこれ。ガムテだが? とは思うけど圧倒的かわいいが大勝利。せやな、タトゥーやな……と目を細めてみていた。気分的には甥の運動会。

 感想というか推しがかわいい感想になってきた。あと、蟻の触覚つけて出てきたところか。なにあれ? 手をわさわさというかわきわきさせている動きもかわいかったけど客席になんか……こう……尻を向けて踊るシーンがあって「えっちだな」という感想が一番に出てしまったけどあんまりにもあんまりなので「よくはわからねえがものすごく元気出た」と言っておきます。ものすごく元気出た。なにあのダンス……。

 この辺から書いているのが年またいで2月。
 書き忘れてたけどなんだ……あの……たまお? ボーリング部の……。個人的にピューと吹くジャガーが好きなんだけどそのノリっぽくて好きじゃん? ってなった。推し、うまく言えないけど「唇をとがらす」っていう顔をする。「拗ねている」とかの顔ではなくで演技しているとすごい唇出てたと思うんですよ。好きです。
 あとたしかお手紙を代表してお客さん一人に渡したり、お客さんの膝に座ろうとするシーンありましたよね。「なにを見せられているんだ」というか「なにしてんだ」というのが強かったけど、大変なところに来てしまったと今更ながら思った。座られた人が推しのファンの人なら「推しの椅子になったことがある」と言えるわけである。むちゃくちゃ意味がわからないな……。

 さすがに3ヶ月とか経っているのでかなり忘れているけど、私はこの劇を見る前から、10年前からフジファブリックが好きだった。訃報を聞いた9年前のクリスマスのことを覚えている。10年ずっと好きなわけではなく、まあよくある初期の音楽は知っているライトなファンである。
 初期、そうあの曲ですね。劇中でもオルゴール調で流れていたと思うんだけどそのときははっきりと確信が持てなくて「え……これって……? いやもしかしてあの曲ってなんかほかの曲のオマージュだったんか??」とまで考えたけど、ラスト。志村の歌とともに流れたとき、「号泣する準備はできていた」と思った。泣かなかったですけど。イントロでわかって「ああああああ~~~~~~!!」ってなってしまった。
 ずっと好きな曲が大音量で流れ、スモークが焚かれた中で佇む推し。を、観る空間。
 エモエモのエモ。
 推しことが好きで、いや推しがいなくても舞台として楽しかったけどさらにフジファブリックが好きでよかったと思った。
 観劇していない人はさっぱりわからんだろうし、観た人が読んでもわからんだろうけど、「個人的にエモ過ぎ案件だった」という話です。
 一回目のときは下手側にいたんですが「大粒の涙があふれてきたんだ」のところで目の前にいた役者さんの汗がちょうど目から伝って頬を流れているように見えて、最の高だった。
 全編通して劇の中の歌は「ノスタルジー」を感じた。使い方あってるのかわからないけど「懐かしっ」って思った曲ばかりだった。でもとりわけラストのこの「茜色の夕日」はノスタルジーっていうか、ここで流すのエモ過ぎでは……と、思った。


 とりあえず劇の内容とは関係のないところでエモ過ぎて泣きそうだったという話を先に書いておいた。
 それ以外の細かいところ。

 推しの出番、少なかったけどそれを推しが自分で言うシーンがあった。なんか、こう、観ていて怖かった。推し、ぺーぺーなんすよね。若手俳優というやつですな。
 ほかの方はどうなんだろう、でも台詞の掛け合いとか観ていて「これ推しはできなさそう」と思うシーンが多々あった。5人の中では一番歴が浅いのではと思っている。若いし。でも、推し目当ての客って多かったような気がする。推しだけでかいプレボなかったです?
 だからなんかその推しがそういうこと言うと怖いな~~っていうシーンがあった。あとその推しが出てきてほかの4人にまぜてまぜて言ってるシーン、それ自体はかわいかったけど、最高にかわいかったけど、ほか4人があまりにも冷ややかすぎて演技だとわかっているけど怖かった。あの冷ややかな空気すごくないっすか??? 演技だとしても巧すぎでしょう!?? 
 あとわちゃわちゃしてて理解が追いつかなかったけどそのまぜてまぜての中で推し、かんちょーされとったよな? なんで? いや、いれてほしい(仲間に)っていう流れだったんだよな、うんうん。
 その日何度目かわからない「俺はなにを見せられているんだ」を経験。
 そのあとの食べ物しばりしりとりのときに「『ま』からはじまって穴があいていてみんなが好きな」のときに、完全な下ネタを考えているみなさん。ここの推しの「理解できていない」演技も好き。自分だったら笑ってしまう自信がある。本当に知らないんか? と心配になるほどだったけど、ほかの方が「まん……」と言い掛けたときにとめたから、知ってはいるけど「たべもの」しりとりだから思いつかなかったという演技なのかな。
 前楽はなかった気がするけど千秋楽で「穴あいてるじゃん」みたいな流れでかんちょーしたほうの穴の話になってたのかな? そこで「あいてるけど! 閉じてる!」って言った推しの返しがむちゃくちゃよかった。ほかの役者さん、ガチで笑ってる方いなかった?
 推しのこういう返しが好きだ……前作のイベントで「「白くてパンナコッタより庶民的な甘い食べ物」という共演者の好きな食べ物を当てるクイズで「フルーチェ」と言い出した話とともにこれも語り継ぎたい。かわいすぎんか……? フルーチェって久しぶりに聞いたし推しが「フルーチェ」っていうのかわいすぎるし、「白くてパンナコッタより庶民的な食べ物」で「フルーチェ」出してくる推し、かわいい。百二十点。
 尻の穴に関して「入れるところでなく出すところ」というのは聞いたことあるけど「穴あいてるけど閉じてる」ははじめてだったので機会があったら使いたい。


 千秋楽の、ダブルカテコかな? 一回引っ込んだあとに「東京の空の星は~~(デッデッデッデ)」って流れてまた明るくなってキャストさんが出てくる演出がす~~~ごいよかった。ここまで全然作品名書いていないけど推しのふたつ前の、ハイステ始まりの巨人のDVDでシティーボーイズ連合~~ってバクステ映像でわちゃわちゃ話してるところで「星、東京では見えませんもんね」みたいなことを言っているのを、今回の作品を観た後にDVD観て知ったけど、この歌詞とセットで考えるとエモいっていうか、なんか、よくないっすか……。見えないこともないんだな……。

 あとカテコ、みなさんカッターシャツなので汗かいているのがすごいよくわかるけど推しはものすごく汗かいていて一人だけ雨に打たれてきたみたいな感じになっていてよくがんばりましたで賞をあげたい。汗っかき……軽率に親近感がわくね……。あとほかキャストさんがコメントしたあとキャストの中で一人だけ拍手していて、株が上がりまくる。いい子か? いい子だな??


 思い出せる順で書いた上に伏せまくっていて意味が分からないけどただの備忘録なのでご容赦ください。
 DVD化していないっていうのもあるだろうけど2018年に観た舞台の中でこの作品が一番「もう一回観たい」と思った。推し抜きにしてもああいう台詞のかけあいとか好きなんや……。2018年個人的ベストエモーティスト賞受賞です。

 二次元のオタク部分が忙しいので推し、今後も推すのかどの程度推すのかとか迷ってたけどなんかこの舞台観て「うわ推しまた観たいもっと観たい」と思った。脚本? 演出? がよかっただけで推しの功績ではないかもしれないけれど。とりあえず、そう思えた。

 2019年も推し事楽しくやりたいです。