East gate,Open the sea.

飽きるまで推す

90分でよくわからなかった名作劇場

 前回の記事も今回の記事も書いてからだいぶ時間が経っている。投稿日をいじろうかと思ったけど正確にいつかいたのかわからないのでそのまま投げている。 

 

 

 12月に観た舞台の話を3月に書いている。
 そういえば12月のこの舞台以降私はブロマイドでしか推しを観ていないが元気にしているだろうか。次が4ヶ月ぶりの舞台で一年の三分の一、舞台に立っていないわけだが本当に大丈夫なんだろうか? 事務所に所属していれば舞台に出なくてもお給金は出るのだろうか。

 まあ一介のファンが気に病むことでもないか。
 今回からもう作品名書くけど12月に「極上文學 こころ」を観劇しました。
 登板が決まったときに「妻役」と聞いて最高に楽しみにしていました。推しの女装。やったね!!
 決まったときに急いで過去の極上文學のブロマイドを検索したら結構衣装しっかりしているし、そのときのキャストさんの顔がいいだろうけど、すごい美人じゃん! 推しも美人さんにしてもらえるかなと高まる期待値!!

 でもビジュアル出たあたりからちょっと「お????」とは思っていた。着物が安っぽく見えるな?
 あと、頭が盛り上がってみる。まあこれは当時の髪型を再現しているのだろうが、ウィッグがすごい盛り上がっているのでもうちょっと……なんとかなったのではないかと思わないでもない。あと着物がなんかほかの方もそうだけど着物の皺が微妙に気になる。わざとなのか? すまないあまりこの時代の衣食住に詳しくないのだがこんな着物だったのだろうか? 
 まあでも推し、かわいいな。最高にかわいい。

 当日、新宿にやってきたけどこれはどこが入り口なんだ……? 前は「アンダーグラウンドすぎんか」と思ったけど今回建物の上の方にあって、「差が激しいなおい」と思いました。ビルの上の方にあって、申し訳ないことに私は観劇歴が浅いので「こういう劇場もあるのか~~」と感激しました(洒落ではない)。
 前に観たおとぎ裁判もトレブロがあり、私はそこで惨敗したので今回はまあ結構積みましたがなんとか交換してもらいまくれたのでよかったです。私は推し関係以外で行っていた舞台が刀の舞台だったのですが、あのトレーディング風景はもしかしておかしいのでは? と思い直すいいきっかけでした。刀はゲームが好きで割とみんな好きなのだけど「持っているとなんか声をかけられる」「求:○」みたいなボード持った人がうじゃうじゃいる、というのが普通だったけどおとぎ裁判もこころも全然そんなことはなかったので「あれって普通ではないのか」と世界の広さ(私の世界の狭さ)を知りました。観劇マナー以外で知らないこと、いっぱいあるな。刀の舞台のトレーディングもあれはあれでむちゃくちゃおもしろいと思うけど。
 トレブロも個ブロも推しの役の写真、やはりウィッグが盛り上がっている気がする。でも同じ役の方もどうようのウィッグなのでこれが普通なのか。でもやっぱり着物の皺に関しては疑問なんだが。
 あと隅の方でトレブロ整理してたら「妻役の東さんを探しているんですが、誰をお探しですか?」と声をかけられ(ほかキャスト目当ての人からもお声かけられたけど)、「やべえ……これが同担……」とちびりそうになりました(2.5でいるキャラ推しの方よりもキャストを推している方は同担拒否が多い気がしているのと、同担拒否の人に刺されたらどうしようという被害妄想をしている)。
でも「すみません私も東さんが好きなので……」といったら、「あ、そうなんですか? 全部集まりました? 揃ってないのあったら定価で譲れますよ」とお返事がきたのですごいな!? 強い……強いうえに優しい……一応全部揃っていたので大丈夫です……と答えたけど。カルチャーショック。優しい同担もいるのだな。よい経験を得た。
 なんとか推しのブロマイドはコンプ、どれも複数枚ゲットできたのでよかったです。


 肝心の、舞台ですが、タイトルの通りです。こころは教科書で読んだのと、観劇前に予習のために買って読んだけどでも「えっわからない」というところがいくつかあった。

 推しに関して言うと、とりあえず絶対にもっとかわいくなったのでは、と思いました。化粧か……? ウィッグかな……? 推しは推しであるという時点で(哲学か?)「かわいい」判定が出てしまうのですが、「妻役」と聞いて期待したほどではなかった。かわいかったけども、かわいいはもっと作れる!!! 推しのかわいいのポテンシャルはこんなものじゃない!! と思いました。
 でも舞台にキャスト出てきた瞬間妻役の推しの身長が一番高くて楽しくなってしまったのは白状します。私はこういうのに弱いな……。

 歩き方とは、身体の動かし方はたしかに女性っぽいんだけど「なにを作っても食べてくるから作りがいがある」というシーンで、拳を前につきあげるような動きをするんですがそこが完全に「青少年のそれ」で見る度に笑ってしまった。あと、段差の高いところをあがるときに着物のしたに着ている黒い稽古着? みたいなのが見えてしまっていて稽古で誰か気がつかなかったの!? と思いました。
 まあでも12月だし、寒いよね。

 個人的にこの前に観た朝日のような~が好きだったのですが、今回はどうしても「えっこの演出ちょっとわからない」があった。服が弾け飛ぶシーンな。
 ギャグマンガであるやつ……? お……? なにを見ているんだ……? この服が弾け飛んでいるキャストを推している人はどういう気持ちで見ていますか……? と思ってしまった。推しが弾け飛ぶ役じゃなくてよかった。どういう感情で見ていればいいのかわからなくて、このシーンで一番印象に残っているのはアンサンブルのFさん(刀ステでもアンサンブルやっていらっしゃる)が片手でバク転をしていたことです。片手が絵の具で汚れているから、汚れていない方の手だけでバク転していて「まじまじすっげー」となってしまっていた。ほかのことを考えないとこのシーンをうまく処理できなかった。
 私の考えすぎだとは思いますが、パンフに「ファンの人をがっかりさせない」と書いていたけどではこのシーンのこの演出は、観客が喜ぶと思ってやっていたのかな。「服が弾け飛ぶ」とだけ書くとギャグマンガ好きな私はおもしろいなと思うけど、これは「服が弾け飛ぶ」なのか「若手俳優を脱がす」なのか見ていて疑問だった。
 推しが軽率に脱がされて喜ぶと思うなよ(私の推しは脱いでいないし、刀のゲームでは真剣必殺で「ひゅ~」と言っているけども)。
 これがすべて私の勘違いである可能性は否めないし、そうであることを祈っているけど、じゃあ演出としてあれの意味はなんだったのか……?? 心が裸にされる的な……???? 絵の具でべちゃべちゃにされていたのは心の中に踏み込まれた・跡をつけられたみたいな……??

 よくわからなかった90分。
 とりあえず次に推しに女装をさせるときはクラウドファンディングを募集してください。金を払うのでもっとかわいい推しがみたい。おとぎ裁判の宣伝でしていた女装はけっこうかわいかったですよね。いや、かなりかわいかった。