East gate,Open the sea.

飽きるまで推す

推しの染髪と2020年のオタ活と影送りについて

 こんにちは叔父です。むちゃくちゃ久しぶりにはてぶろを書いている。
 推しを降りたとかコロナで推し活休んでいたとはではなく逆に推し活がまあまあ忙しくてなかなか書いていなかった。
 同担(思念体)のみんなたちは元気だろうか。
 推しがラジオをはじめて、おたよりが送られてくるのでそれを推しが読むのだけれどたまにふと「これみんな同担(実在する)なんだよな」と思うなどしている。

ブログを書くのが久しぶり過ぎてどういうテンションだったのか思い出せない。


 さて、いつのまにか2021年になっててコロナが流行りだして早一年とかで驚いている。
 2020年、推し関係も推し関係ない舞台もチケットが死んだり最前が死んだりしたけど、元気に暮らしていた。
 というか推しの舞台に関しては中止になったものもあるけど2019年は2つの舞台しか出なかったのに2020年は途中から中止になったものも含め5つの舞台に出演していた推し。反対に推し以外の主に2.5がことごとく中止になった結果「推し活」はめちゃくちゃ充実していた。俺の死んだ刀ミュのチケット、今頃天国でなにしてるかな……。
 観劇が推しに絞られたのでむちゃくちゃ(当社比)観に行ったり、カプセルホテル一択だったのにGotoの恩恵にあやかり普通のホテルに連泊したりしていた。東京に3泊もしたのに人と話した会話が「すみません」と「袋いらないです」と「割り箸ください」だけだったりしていた。コロナの所為でホテルのチェックインも全部機械だったし会場で誰とも話さないのでマジで上みっつの台詞のボタンしかない人みたいになっていた。私はむちゃくちゃ東京には行ったができうる限りの対策をしたつもりである。
 あと夜行バス派なのに断腸の思いで往復新幹線にしたら帰りの電車が二時間遅延して東京駅で昨年一番冷や汗かいた(次の日午後から仕事だった。そして私は「絶対に」仕事を休みたくない)。二時間遅れると特急券は払い戻しになると生まれて初めて知ったけど「やっぱり夜行バスが一番だよな!」と次に東京に行ったとき早朝にバスタ新宿で朝日を拝みながら思った。
 そういえば夜行バス、今まで「時間的にこの会社のが使いやすいな」と三百円程度なら多少高くても利用するバス会社があったのだけれど本数が減ってしまった所為でその会社が利用できなくなり、結果「時間的にちょうどいい一番やすいところ」を選択しまくっていろんな会社に乗った。たまたま安くなってて使ったけど大阪VIPラウンジ、すごいな……寒空の下で待つことが多い人間は快適すぎて驚いた。

 遠征の話ばっかになったけど、2020年、推しは本当にいろいろやっていた。
 舞台に5本出た時点で「おいおい、どうしたがんばるじゃん」と思うがさらにラジオもはじめてイベントもやって2021年にはとうとうTwitter(期間限定らしいけど)もはじめて、はじめてとなるバーイベも開催された。バーイベ、先着チケットで「もしこれ私がとれなくて誰でも大好きなどこかの誰か(DDDD)がとれていたら発狂してしまうやもしれん……いやしかし誰かを応援するのに応援している年数は関係なく複数人応援してもええんや……それはその人の自由……誰でも大好きなどこかの誰か(DDDD)に罪はない……」とまた家の前の川を目から出た血で赤く染める(参照 愛にできることなんぞもうねえよ - East gate,Open the sea.)ところだったけど無事にとれたのでよかった。
 推しを応援することに対して理性的でいたいが本能的に沸き上がる妬みに似た感情に自分のことながら驚いているが、なんかそういう自分の変化も含めて「おもしれ~」って思うタイプなので今のところは楽しめている。
 今のところ私は「認知」にはさほど興味はないが、「自分が会場にいない」には狂いそうになっていたことがある。これからどうなるのかな! 今回のバーイベは大変優しいことに配信もあったのだけど「ありがたいけど会場で祝いたい」とチケ発当日に時報を聞いていた私はたしか過去には「推しのことを観たい」としか思っていなかったはずなので徐々に変化している気がする。配信でもいいけど、現地で観たいよな。
 しかし3月の推しの舞台の初日は行かなかったので叔父さんは中途半端だよなと我ながら思う。3月はつまり年度末で……あと3月ってお子さんいる人たちがむちゃくちゃ休むので……といいわけを並べたくなるが行けないことはなかったので「行かなかった」と言っておく。
 去年それで行かなくて後悔したのに今年も行かないんかい。

 話は変わるが推し、そういえば映画の件どうなった? 試写会G.W.予定だった気がするけど音沙汰ないね。


 バーイベで急に推しが髪を染めて、初見の感想が「チャラそう」で、その後も見る度に「キタかミナミで言うならミナミ」「知らん人かと思ったら推しだった」と見ていたけれどたった一ヶ月で黒髪に戻った。
 24歳になった推し、インスタで「黒髪BOY」と己のことを言っており「一生少年でいろ」と強く思った(50歳の推しもみたいが)。
 しかし髪の色が明るい推し、「格好いい」とか「かわいい」とかよりも「知らん人かと思った」という感情が強かったしその後に思うのは「推し、おもしれえなあ」だった。
 なんやかんや4年くらい見ていて3年くらいは応援しているらしいけどそんなにずっと見ているのに髪の色を変えただけで「知らん人」に見える推し、むちゃくちゃおもしろい。
 私は推しが板の上で、「推しとは全然違うキャラ」になったり「役が抜けると全然違う人間である推しに戻る」になったりするのが好きだ。
 どっちが好きかと言われたら好きなのは黒髪なのだけど、また髪を染めて知らない人になってくれ。
 おもしろいから。

 私は推しのことを飽きるか、推しが燃えて消えるか、もしくは推すことに「義務感」を感じるか、あとは「見返り」がほしくなったら推すのをやめようと思っているけど今んとこたまに血の涙を流しそうにはなれどそれも含め「おもしれ~やつ」と思うので今年もオモロでいてくれ。


 以前からずっとやっているゲームが3月は大変忙しく、そのゲームというのは毎日ログインするわけではないんだけど決められた日に決められた場所に行ってパソコン叩いたり電話取ったり頭下げたりするとおじさんが書いてる紙をもらえるタイプの世間では「労働」という名前で呼ばれているゲームなのですが3月あるある「くそアプデ」が走りマジ意味わかんないくらい脳死周回をしたりしていたときの疲労が4月半ばになっても残っている気がするが元気である。
 そういえばコロナが流行って会社に非接触型体温計が設置されて毎日計っているんけど己の平均体温が36.5-36.7度と知った。冬でも変わらなかったのでどうりで元気なわけだよと思った。
 あと、マスクの所為で顔面の治安が過去最高に悪い。漫画で言うと「北斗の拳」の治安である(さすがにちょっと盛ったかもしれない)。推しのラジオ、同担や推しの疑問を他の同担が答えていたりしているので関西圏の同担におすすめの皮膚科を聞きたいが推しのラジオを美容垢のお題箱のノリで使うなよと脳内でノリツッコミがはいったのでやめた。
 マスクの所為で顔面の治安が悪くなりそれを隠すためにマスクする(どっちにしろマスクはするが)ので負のループに陥っており「マスク……死……」となっていたけど友人が「マスクあるから会社にしていく青いリップ買うたった」と言っており「ああ~~~頭いい~~ポジティブ~~~見習いてえ~~~~」と思った。


 さて3月からはじまっている推しの舞台、今日が私の初日である。
 初日午後の公演を配信でかろうじて見たけど(急いで帰ったが間に合わずはじめの部分が見れてない)生で推しがこの役を演じるのを観るのが2年ぶり。そしてこの舞台はこれでおしまいなので推しがはじめて演じた子のキャラを観られるのもおそらく最後である。
 気になり始めたのは3年半前の推しのはじめての舞台の時だけど、ちょうど3年くらい前にDVDが出てそれを狂ったように見てそのタイミングで推しが代役に決まり追いチケしたりしていたが昨日……とまではいかないけど半年くらい前のことのようである(「~である」が続いたけどいつもこういうテンションで書いてた? 大丈夫?)
 この作品の舞台、いろいろ思い出はあるけど推し関係のだと一昨年の春の公演で、そのときはまだ客席降りがあって、大阪公演で推しが通る通路席を持っていたので横を通る推しを見ながら「生きてる……」と思っていたのだけど、舞台に戻る推しの背中を見ていた時、会場は暗いけど舞台上はむちゃくちゃ明るくて、そして影になっている推しの背中をまばたきせずガン見していた所為で影送りみたいな状態になってしまい、それがなかなか消えなくて「いやこれ手塚先生の作品で見たやつ!(白い幻影) 網膜に焼き付いてしまい白いところを見るとそれ以降ずっとそれが見えるようになっちゃうやつ!!」とめちゃくちゃに焦ったことがある。カテコが終わるころには消えたのでよかった。

 今回は客降りはないと思うけど、板の上の推しはむちゃくちゃに眩しいので気を付けたい。
 

その名も僕らの推し

 推しがチャー研に出た。観た舞台の感想と推しがかわいいという感想


【諸注意】


・推し(前楽で馬になったり千秋楽で研シロウになってた研、特に深い理由はないですが名前は出しません)のオタク、チャー研アニメは「半分くらいは見た」程度。舞台の前作は見てない。
・三次元の俳優のオタクである以前から二次元のオタクをしているのでむちゃくちゃ漫画の話する。
・「推しのまばたきはバタフライエフェクトみたいに世界のどこかの紛争を止めている」という命題がなんの証明もなく真であるとされているのでそのつもりで読んでください。
・地方オタクが遠征して舞台を観に行って楽しかった話なので、コロナ対策として遠征を控えており楽しそうなオタクを見たくない人は読まないほうがいい。
・全部個人の感想。

 


【舞台の感想】

 前作チャー研ステが話題になっている、推しも仲のいい別舞台の共演者が出演するので見に行ったらしい、ということは知っていたがまさか推しが出るとは思っていなかった。
 発表をされた当初は「あっ……はい」みたいな反応しかできなかったけどそれはそれとして推しの新しい役が見られるのはとても楽しみであった。
 あと昨年はランダム商品があったようなのだけど今年はなかったので本当にありがとうございます。おとぎ裁判もよろしくお願いします。

 

・初日配信
 研が4人いることくらいしかまともに知らない状態で初日は有料配信を買って見た。
「なるほど、風邪の日に見る悪い夢みたい……」と思ったけどその後私はここ10年くらい風邪もひかずインフルもなったことがないので(心身ともに大変健康なオタク)「風邪の日に見る悪い夢」を見た記憶がないことに思い至り、突然「ない記憶」が脳内に沸いたことに「これは……何を見せられたんだ……?」と混乱していた。
 ちなみにストゼロとレモン堂鬼レモンを飲みながら観た所為もあるだろうけどこの日観たことは数日後に現地で観たときに全然覚えていなくて「あの日観たチャー研の内容を僕達はまだ知らない*1」状態になってしまった。マジで終盤のコロナのくだりを覚えていなくて現地で観ながら「こんなシーンあったか?」となってしまったので配信であっても飲酒しながらの観劇はよくないと学びを得た。
 有料配信は東西南北を日替わり定点なので南北にカメラがあると東西にある画面が観られなくて話がわかりにくいのと、「最前の景色が見られる」と言われていたような気がする配信だけど画質を上げてもそこまでよくなかったので「推しを見たい」勢としては「これでこの値段か~~」と思ってしまった。


・現地で観劇
 内容をきちんと理解できたのが現地に行ってからなのだけど、おもしろかった。
 でも思っていたチャー研ステとはややちがったので「こんな感じなのか」とは思った。

 個人的に私はアニメチャージマン研に関しておもしろさを理解はできるが、「普通に歩いていたのに何もないところで転んだ人を見て思わず笑ってしまったときの居心地の悪さ」みたいなものを感じることがある。うまく言えないんだけれども、制作陣はおそらく真面目にやっていたが時間や予算の都合上おかしくなってしまったのであろうというシーンが「おもしろい」ので、「これは笑っていいのか?」と思うことがある。私は笑うことについてごちゃごちゃ考えるタイプなので(前記事もそんな感じ:8月の路上に捨てない - East gate,Open the sea.)、それを笑っているほかの人に対してどうこう思うことはないが個人的にアニメチャー研のおもしろさはたまに居心地の悪さを感じる。
 が、チャー研ステはもちろんそういう原作の「笑い」(効果音とか尺稼ぎとか妙な動きとか)もあったけど、他人気作品のオマージュ(パロディ?)が多くてなんというか「笑いやすかった」。
「本家に怒られないか」というようなシーンが本当にたくさんあったけど、そういうシーンが多いということはそれはつまり舞台の制作陣がウケを狙ってやった演出だと思うので笑いやすいと思う。オタクだがガンダムは未履修で有名どころしか知らないのでたぶん理解できていないネタがあるんだろうな~と思って見てた。
 オマージュに限らず研が4人いる時点でだいぶ笑わせにきてるけどな……。
「同じセリフを4回言う」のはそれだけでも面白いと思うけどたぶんやっている人たちはどんどん面白さを追求しているのか4人でオモロの天下一武道会みたいになっていってた。日に日に加速するアドリブと日替わり……誰にも止められない研たちの暴走……みゆきがかわいそうだからやめてやれよ……。

 話は変わるが現在ジャンプラでは一日一話ボーボボが無料で読めて、幼い頃に本誌で一度読んだきりだったのでそれを知った途中から読んでいる。「笑った記憶はあるが、一体どういうシーンどういうネタで笑ったのか思い出せない。読み直したいがもし今面白さを感じられないとショック」という理由で避けていたボーボボだけどむちゃくちゃ杞憂だったし今読んでも面白いしそして毎日「昨日なんでこうなったんだ?」と思うので私はまたどういうシーンで笑ったかすぐに忘れてしまうと思う。
 チャー研ステのあたりでちょうど好きだった魚雷ガール登場回だったのでチャー研ステを観ていると「おふざけは許さない。なぜなら私は魚雷だから」というセリフが頭をよぎった。1から47くらいまでふざけてたよな……チャー研ステ……。

 思っていた「チャー研のおもしろさ」ではなかったんだけど私は笑いやすかったし、それはそれで面白かった。でもチャー研というかこれはなんだろう……オマージュが多かったのでおもしろさの分類的には銀魂とかそれこそおそ松さん的な……と考えた時に頭に浮かんだのが「太臓もて王(キング)サーガ」だった。下ネタはモテキングサーガほどではなかったけど。身内と電話して感想を話したときに「太臓もて王サーガだった」と説明して「太臓もて王サーガという単語をおよそ10年ぶりに口にした気がする」と思ったし調べたら連載終了が2007年なのでマジで10年ぶりに口にした可能性が高い。
 ボーボボの内容は覚えていないのに太臓もて王サーガの内容はなぜかまあまあ覚えている。
 とりあえずアニメのチャー研とはベクトルの違う面白さを感じた。

 そしてこのご時世でここまでコロナに絡んだ内容をするのは度胸があるな……と思った。感染者が出たらすべて笑えなくなるしニュースとかで舞台の内容がおもしろおかしく取り上げられて「倒したはずがね……」とか言われる最悪の事態を容易に思いつくことができる。

 あと、鬼滅とかおそ松さんのオマージュとか令和にあった感じにしているけどみゆきのパンツを脱がすシーンがあったりしたので令和で話題になるコンプライアンスはそこまで気にしないんですねと思った(おそらくコンプライアンスを気にしてばかりいたら笑いなんてとれない、というやつなんだろうとは思う)。

 個人的に一番「原作通りだ!」と思ったのは時限爆弾転送テレビ回、爆弾シーンに北西あたりで叫びながら腕で頭を守るキャロンのポーズが「同じシーンを公式で見た」と思った。そう思って転送テレビ回を見返したけど原作のこの回ではないみたいで見つけられていない。絶対にあのポーズを原作でキャロンがするのを私は見た……原作アニメ何話かわからないけど……これは「ある記憶」だと思う。しかしキャロンは本当にむちゃくちゃかわいくて、目の前で踊ってくれた時に「研と同級生でキャロンに片想いしていた小学4年生のときのない記憶」が脳内に沸いて私はまた混乱した。いやでも小学4年生だったときみんな同じクラスの研の妹のキャロンのこと好きで泉家に行くときはドキドキしたよな?(ない記憶の同意を求めるな)

 

【推しの感想】

 公式にキ〇GUY研と紹介をされていたけど公演前に推しのビジュアルが公式から出されたとき「うわなんだすごいかわいいしこれは研(早口)」だった。
「推しの研がかわいい」と身内に画像を送ったけど「推しの研」ってなんなんだろうな……?

 そして今考えるともしかしてもしかしなくともこれは「推しの初主演舞台だったのでは?」とすべてが終わってから思うのだけどあれってもしかして推しの初主演舞台だった? 研が4人いるし登場人物全員個性が強くて全員主人公みたいな舞台ではあったけども。


 それにしても推しは日に日に加速していっていた。
 千秋楽終わってから購入した初日の配信改めて見返したけど、初日はわりと普通というか台本通りだったと思う。でもガールフレンド回の「こんなにゆっくりだと着かない」みたいな星くんの台詞が推しに対しては「こんなにふざけていたら着かない」だったので推しがふざけることを前提に収録されている……と思った。

 ニコ生の配信は忙しくて見られなかった日がほとんどなのだけど、流れている感想とかTwitterでタグ検索した推しへの感想が「キチ○イ」と「やべえ」ばかりなのに少々もやっとするなどしていた。
 この舞台において「キチ○イ」は誉め言葉なんだろうし、おそらくこれは「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこに(略)*2 」みたいな意味なんだろうとは思うけどそれだけが推しの売りではないのでまあ格好いいところも見てくれやと想い、しない予定だったのにTwitterに公演画像をあげたりしていた(公式TwitterSNSもOKと書いてあった)。

 

 推しに対して沸点が低い。

 あとコロナの部分は配信で見た内容を完全に忘れていたので新鮮な気持ちで劇場で観ることができたのだけど「世界を救う推し」、解釈の一致ですね。
 そのまばたきで世界のどこかの紛争を止めているのにさらにコロナをなんとかするために選ばれてしまいしかし家族から反対されて板挟みになり床にうずくまる推しを見ることになったのであまり推しのまばたきに世界平和を求めるのは良くないのではないかと思った。でもそう思った数分後に、コロナが去って茨城研がパパとキャロンと話している時にほかの研は床に体育座りをしているのだがそのときの表情が無茶苦茶優しいうえにまばたきをしているので「あ~~~今またどこかの紛争が止まりましたね~~~~」と口元を抑えて泣きそうになっていた(泣かない)。
 推し、すまんが世界のために死ぬまでまばたきしてくれ……。

 

 ガールフレンド回でみゆきのウィッグを奪ってむちゃくちゃ嬉しそうにしていた推し。中身はジュラル星人と言えど正体ばれるまではレディぞ? と思ったがウィッグむしる前にわざわざ手袋外していた一連の流れを思い出すとどうしても笑ってしまうので推しに勝てない。

 


 時限爆弾転送回では喧しく鳴く黄色い鳥のおもちゃを持ち込んだりしていたけど、次のその回で急に馬の被り物して出てきた推し。脳内の魚雷ガールも「おふざけは許……なんて?」ってさすがに二度見してたよ。ハジケリストかよ……。
 その後もまた馬の被り物で出てくるし人に被せるし好き放題する推し。
 推し、すごいな。本当に。
 推しが考えたのではないのかもしれないが、いやでもあれ絶対推し自分ですすんで馬をかぶっただろうとおもうのだけど普通思いついてもやろうと思わなくないか? いくらチャー研ステと言えど話の流れと全く関係のない馬のかぶりものを、ウケると思ったのでかぶって出てきた。
 すげえ。「おれたちにできない事を(略)」である。
 それと同時に「恐ろしい子……!」とガラスの仮面の亜弓さんの顔で言いたい。

 しかし、推しの加速は止まらない。
 千秋楽、OPだったかな? 頭を振りすぎてウィッグがとれる。
 そんなことある?
 刀が手からすっぽ抜けるのは聞いたことあるけど、普通にやっててウィッグってとれないじゃん。これは絶対に「外そう」と思ってそれくらいの勢いで頭を振っていただろう、もしくはとれやすいようになにかしていただろうと思う。
 そんなことしようと思う?
 私は推しのこういうのを見ると「す、すげ~~~」というような感想を抱くのだけど他の人からしたらまあ「キチ○イ」なんだろうな……と思った。私はいつもブログに「個人の感想です」と書くけど推しが「キチ○イ」と言われてまくっているのを見てその個人の感想に「あ~ん?(怒)」と思ってしまったので深く反省した。
 でもなんか推しに対して沸点が低すぎるということがようやく最近わかってきたので現場で他担が推しの悪口にも聞こえる個人の感想をでかい声で話していたら一番に首根っこを掴みに行きそうなので本当に気をつけようと思う。
 推しはオモロでかわいくて格好いいと思っている解釈違い拒否の強火の人だ……。たまにおもしろいのか(私が推しのおもしろさを理解できていない)わからないときはあるけども……。


 千秋楽、前半でも「す、すげ~~~~」としか言えない感じだった推し。
 そういえばチャー研ステはニコ生の投票で雄一くん回の主役の研が決まるという「水で薄めたホス○ちゃん」みたいなシステムがあった。これもむちゃくちゃ今更なんだけども、もしかして推し、No.1企画日とかあったのだろうか……(実在する同担との接触をさけているとこういうことが起こるんだね)。「(推しの名前)研」で検索して画像を漁ったりしてたけど企画日的なお知らせというかそういうのは見なかったのでなかったんだろうなと思っているんだけどなかったんだよな? (行ったことないけどホス○ちゃんではそういう文化があるということは知っている)
 私はそこまで熱心な課金はしていなかったし、千秋楽で休憩時間に見たら別の研の方と差がけっこうあったので推しは無理かなと思ってしまったのだけど千秋楽は二人研になったのでなんとか推しは千秋楽で研になっていた(はじめから研だが)。

 布をかぶせられている時点で「なんかするんだろうな」とは思っていた。
 布がとられたときジーパンだったので「どういうこと? 私服?」と思ったけど、こちらを向いた推しのシャツに模様のようななにかがあり、目を凝らすとそれは北斗七星の形をしていたので「まさか……研シロウとか言うのかな……」と思っていたら本当に言い出した。
 アムロ研がいるので研シロウが出てきてもおかしくはない……いやおかしくない?????(混乱)
 10歳の泉研役の推しを見に来たと思ったら研シロウになって出てきた……なにをいっているのか(略)。
 研のときよりも「キリッ」とした顔をして目と眉が近いケンシロウの顔をしていたけどすごい、差がすごい。すごいぞ推し。
 個人的に私は「若手俳優だからという理由で笑いがとれるのずるくね?」と思う人なので、たとえ推しであっても「今のどこかおもしろかったか考えるからちょっと待って」と思うことがある。
 私は笑うことに関していろいろと考えてしまうタイプだが推しは、その勢いが強すぎて思わず笑ってしまうような、横っ面叩くような笑いを出してくるのでこういうとき本当に推しはオモロの一等星だな……と思う。早く世界を掴め。

 そしてこれでも推しはまだ全力ではないんだろうな……と思うと楽しみだし恐ろしいな。
 そういうわけで毎日加速する推しを見ながら「僕はついていけるだろうか、君が回す世界のスピードに*3」と思った。推しが回す世界、たまにすごい速い。小学生が地球儀で遊んどんのかというようなスピードで回す。今後ついていけなくなっても「あーん? おもしれえじゃねーの」と言っていたい(推しに対してすぐ跡部になるな)。

 個人的に推しの好きなところとして「舞台上ではむちゃくちゃにハジケるのに、役に入っていない時にバクステ映像とかのためにカメラを向けられると顔を逸らしたり人の後ろに行こうとする」というところです。
「なん……なんだこのギャップ!」というところから目が離せなくなって推しのオタクになったので(あとは推しのまばたきが紛争を止めていたので)、キチ〇イに見えるかもしれないけど本当に「それだけが推しじゃあないので」と言いたい。でも推し、「かわいい」とか「格好いい」と言われるよりも「キチ〇イ」と言われる方が喜んでそう。推しよ、なんと言って褒められたら嬉しいか教えてくれ……。


 とりあえず、チャー研ステは新しい推しを見ることができたし笑いやすかったのでおもしろかった(日本語としてはややおかしい)。

 そして12月に推しは次の舞台があるのでチャー研で興味持った人はぜひ。
 っていうかこのご時世だが推しは途中で中止になった公演はあれど昨年の2.5倍舞台の仕事があるので一体なぜなんだ? (昨年が2作品で今年が5作品)
 ファンとしては嬉しいけど、次の舞台も何事もないことを祈っている。
 そして同担(思念体)のみんなたちは推しのイベント申し込んだ? そろそろこの話題あったまってる? 事務所のTwitterむちゃくちゃわたわたしてるね……。
 私は推しの、推しだけのオタクなんだけどこれ絶対二人分のグッズがもらえる高い方が当選確率高そう……と「虚無」をうっすら感じています。でも楽しみではある。今度こそ絶対に勝ちたい……(負けた記録:愛にできることなんぞもうねえよ - East gate,Open the sea.)。
 

*1:あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない

*2:ジョジョ1部「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!」

*3:BLEACH「僕は ついてゆけるだろうか 君のいない世界のスピードに」

8月の路上に捨てない

 推しの8月の舞台のアドリブについてずっと考えている。
 12人の怒れる男、東京大阪とあって東京公演を見たときに私は東京A公演7号にキレる推しを見て「お、推しのキレ芸だ。でもそれはその相手の人がその人じゃなくてもできたか~~?」というような感想を書いた(2020年も12人の怒れる男が熱かった - East gate,Open the sea.)。

 そして大阪公演。日替わりでキレてたけど、8月15日の夜公演で推しは大阪A3号に言った。
ブルドッグみてえな顔して」
 相手は、たぶん大先輩で(私は舞台役者にあんまり詳しくない)推しは板の上じゃなければ絶対にその人にそんなことを言わない(相手がその人じゃなくても普段だったら絶対言わないと思うけど)。よう言うたなとは思う。
 推しがそれを言った瞬間まあまあ受けていたと思うし、私も笑った。推しがそんなこと言うと思っていなかったというのもあるけど、笑った。
 でも終わってから「笑ってよかったのか」がずっとひっかかっていて結論が出ない。

 推しが「ブルドッグみてえな顔して」と言った後、大阪A7号が「それは悪口や」と言った。
 悪口である。
 そしてそれが、笑いを誘ったのは、まあまあ的を得ていたからだと思う。全然共感できないたとえだったらおそらく笑いは起こらなかった。それは的を得て、観客から共感を得て、笑いが起こった。でもそれは誉め言葉ではなかった。推しは人の容姿を蔑むようなたとえをして笑いを取った。そして私もその瞬間それを笑った。
 あくまでそれは板の上のことだし、マジで私がいろいろ考えているのは「人の言葉尻つかまえてあーでもないこーでもない」言っている(7号の台詞)にすぎないんですけど、果たして笑ってよかったのか結論が出ていない。

 容姿を笑うというかなんかそういうネタ、個人的に好きではないけどそれがウケる、だからやるという図式はわかる。私は拝金主義なので「ウケがとれる=金になる」と考えたらテレビでもなんでもそういう容姿下げとかがなくならないのは理解ができる。好きじゃないけど、それは私個人の意見でしかない。
 だから推しが「ウケると思ったからやった」ネタに関して是非を言う気はないんだけど、問題は「同じようなネタを今後推しが言った場合、私は笑うべきか」である。
 おもしろいと思ったんなら笑えばいい、とは思うけど「もしそれを推しが言われる側だったら私は怒らないか」を考えると「絶対に怒らない」と言える自信がない。っていうかキレるでしょ叔父さん……と思う。「推しのこと馬鹿にしとんか????」くらいのことをTwitterに書くでしょ……(言った人にリプするとか攻撃するとかはしないけどでかい独り言としてツイートする)。
 でもどうだろう、推しが「ブルドッグみてえ(略)」って言われてたら「どっちかというと生後4ヶ月くらいのゴールデンレトリーバーだと思う」とか「5歳のポインターみたいなときあるで」とか思う気もする(私は犬が好き)。たまになんか笑っている猫みたいな顔してるときもある(猫は詳しくない)。

 あと、その推しが言ったことで「私はブルドッグにたとえられることを悪口だと感じた」のも地味にダメージを受けている。これが「柴犬」とか「ポメラニアン」とかだったら「悪口」とは思わなかった。そのたとえだと笑いが起こらなかった気もするけど。
 うまく言えないけど私は犬が好きなので「ブルドッグに似ている=悪口」と思ってしまった自分にショックを受けているというか全世界のブルドッグブルドッグを好きな人にすみませんと思う。
「(推しの名前)みてえな顔しやがって」という台詞で笑いが起こったらこれも状況にもよるけど私は笑えないと思う。「お? どういう意図でそこで推しの名前を出した?? 言うてみ??????」と怒れる自分が容易に想像できる。思ったより私、推しのモンペみたいだな……。

 推しのことを私は善人だと思っているので「あ、そういうこと言えるんだ……」という意味では新しい発見ではあったけど「オモロ」かどうかをはかりかねている。でもその後いろいろ言うけど暴言のレパートリーがないのか「ばーか」しか言えなくなっているのでそれは「オモロ」だと思う。
 私が勝手に善人だと思っているだけで実際には日常生活でその程度のことは普通にいうような人間だとしたらそれはそれで「舞台俳優としてファンに見せる善人」の演技がうますぎて「ブルっちまう演技だろう」(@ブチャラティ)と思う。

 とりあえず「推しが言うこと全部おもしろい」みたいなこと言えるオタクじゃなくてすまんが推しのオタクである前に一人の人間で、どうしても引っかかってしまった。10月になってもやっぱり結論が出なかった。8月半ばのソワレが終わった後、まだ日暮れ前でやや西日が眩しい路上で信号待ちしながら考えてそのままその暑い路上に捨て置いてもよかったのだけど気になったので今後も考えると思う。


 10/10から推しの舞台がはじまるのだがそのとき似たようなことがあったらどうするかなと思ったけど、なんと台詞はすべて口パクらしい。
 そうです、私の推しがチャー研に出ます(突然始まるダイレクトマーケティング)。
 口パクということはおそらく台詞は事前収録ということでつまりきっとアドリブはほぼない。
 なんか「セーフ!!」と思った。問題を先送りにするな……。

 推しの研、むちゃくちゃかわいいので見てほしい。「推しの研」というワードがまず意味がわからないけど「推しの研」としか言いようがないよな。
 公式Twitterに「キ〇GUY研」と紹介された推し。
 共演者にもサイコパスと言われることがままあり、私はそうは思っていなかったのだけど個人的に「この人、もしかしてマジの人か?」と思ったエピソードがある。1月のおとぎ裁判第二審のとある日のカテコだったかなんかで例によって共演者に「まあ彼はサイコパスなので」みたいなことを言われた推しが、否定も肯定もせずただニコニコ笑っていた。
 なんか言ってよ。
「違いますよ~」とも「そうなんですよ~」とも言わずサイコパスと言われてただニコニコ立っている推し、そのときはじめて「この人マジの人だったか?」と思いました。推しのオモロエピソードです。


 そしてクラファンが立て続けにくるやんと思っていたらさらに次の舞台が決まって12月にやるらしい。
「財布の口の しまる間もなし」
という短歌の下の句を考えたので上の句をひねっている。

 あと、推し関係ないけど手塚誕生日おめでとう!!! スクエア読んだよ!!(誰に報告してんの?)
 去年もこのブログで手塚の誕生日を祝った気がする。
 12月の舞台も、というか10日からの舞台もコロナとかいろいろ油断せずに行こうな!!
 アデュー!!(柳生の誕生日が10/19)
 

君は終末も美しい

 半年以上ぶりに推しを見て感極まってしまった叔父さんの書いたブログ。


 7月、12人の怒れる男東京公演を観に行った。推しの舞台を観るのは1月ぶり、推しを生で見るのは2月の接触ぶり、インスタライブとかしてたので動いているのを見たのはそんなに久しぶりでもなかった。
 東京公演を初めて観劇した日、舞台に出てきた瞬間思ったのは「生きてる!」だった。私はすぐ推しの「生」に感動するオタクなので割とすぐ「生きてる」と言ってしまうけど、推しが板の上に立っていた。座ったりもしてた。
 歩きながらゆっくりまばたきしているのを見て「世界平和!」と思った(これはサビなのでこのブログでは何度も言いますが私は推しのまばたきがとても好きで推しのまばたきはバタフライエフェクトみたいにどこかの紛争を止めていると思っているので推しのまばたき=世界平和です)。
 しかしこれは「久しぶりに見たから」とか関係なく私は割と毎回思うし、インスタライブでもまばたきしていると「おっ紛争止めてるね~」と思うので個人の感情としては「いつものこと」である。まばたきが多いと「世界へのファンサがすごい」と思う。

 板の上の推しは、いつもどおりだった。
 久しぶりに見た推しに対して「生きてる」とは思ったけどそれはいつもどおりの感想で、なんというか「こんな状況だからこそ輝いて見える」的なのは特になくていつもどおりの「推し」だった。なぜか妙に安心してしまった。
 人間は不変的なものを見ると安心することがあるけど、人の心は変わっても故郷の花の香りが変わらないことを歌に詠んだり、オリオン座の真ん中のみっつの星が毎年微妙に一直線ではないことに安心したりするのと同じような感じで、私は推しに対して「いつもどおりだ」と思った。話のスケールがでかい。
 人の世は乱れに乱れて劇場に行くのさえ理由と安全性を求められるような世界になってしまったけど、板の上にいる推しは「いつもどおり」に見えたので安心した。
 実際には推し本人はその前の舞台が途中で中止になったりイベント計画してたのが延期になったりしているのでいろいろあったんだろうとは思うけど、板の上の役を演じている推しはこんなことになる前と同じ推しに見えたのでよかった。なのでやっぱり板の上にいる推しが一番格好いいしかわいいしおもしろいし一番好きだなと思ったし、世界がもっとひどいことになっても板の上の推しはいつもどおりでいてくれと思った。
 初日のカテコで涙を一筋零していたらしいので(私はその現場を目撃していなくて真偽は定かでないので別に泣いてなかったらごめん推し)、カテコで思わず泣いてしまうようなことがそれまでにあったかここまでの道のりのことを考えて泣いてしまったんだろうとは思うけど、でも私が見た「役」として板の上に立っているときの推しは「1号」だったので、美しいなあと思って目を細めて見ていた。こういうときになんと言えばいいのかわからないので軽率に「美しい」と言ってしまうがこの形容詞でいいのか? 違う言葉で言うと「推しはいつもどおりの「1号」だったので、『好きだぜ!』と思って目を細めて見ていた」としか言いようがない。推し、好きだぜ!

 

 以上、東京公演見た直後(7月下旬)に書いた文章でした。
 推しはいつもどおりだけど私が「推しがいつもどおりである」ということに感動してしまっているので今読み返すと「叔父さん、疲れていたのかな?」という感じがする。推し、体調によって味が違って感じるクエン酸ドリンクか?
 東京公演ではそう思ったけど、大阪公演で推しが役でなく「推しの顔」で笑ってしまうシーンがちょくちょくあって大阪初日でそれをみた叔父は「うっ……(心臓を押さえた後、緊急搬送されるGIF)」となってしまったのでオタク(主語が大きいですがオタク=我です)は感情もいうこともすぐころころ変わる。
 本当は東京大阪公演の推しの1号についての感想と大阪公演の推しのアドリブについて決着のついていない「私はこのネタを笑ってよかったのか」を書こうと思ったんだけど例によってめちゃくちゃ長くなったので先に感極まっていた部分だけブログにあげときます。

 

 以前のブログで推しを推すことに一瞬疲れたりしたけどやはり推しを見てしまうと最高だなと思う。
 あと上記のブログで喧嘩というか一方的に私が身内に怒ってたんだけど無事仲直りできてそのきっかけが「推しがチャー研に出る」だった。つまりこれは間接的に推しのおかげで仲直りできたということなので推しよ! ありがとう!! 好きだぜ!!!

 あと、前から弊社は特にリモートワークとか自宅待機もなくて「『誰か感染すれば会社もさすがに休みになる』という生き残りを賭けたバトロワがはじまる」って書いたけど、なんと休みにならなかったので(お察し)バトロワからバイオハザードに移行しました。私はとても元気ですが今月予定していたチケット(推しは出ない)はめちゃ悩んだ末、人に譲った。推しの舞台直前とかではなかっただけマシだけど……この後また出たらどうしようかなと気が気ではない。
 弊社、ドラクエにしようよ……(イノチダイジニ)。いやでも「ガンガンイコウゼ」という点ではすでにドラクエか……。

2020年も12人の怒れる男が熱かった


 昨年も観た12人の怒れる男を、今年も観に行ってきた。
 観に行くまでに、いろいろ、本当にいろいろあって昨年同様私が怒れる男になることもあったけどそれはまた次回。
 今回は「この舞台、本当におもしろいよな」という話。
 私は推し目当てで観に行っているけど推しがいなくてもおもしろい舞台なんだという話をしたいので今回推しにはあまり触れていません(推しに関する感想、「圧倒的『生(せい)』すぎて泣いちゃったんだが?(実際には涙は流れていないけどそれくらい心臓に響いた)」とかになるので……)。推しであるAチーム1号の話も次回。

 普段は推しが出ているか2.5舞台しかみない程度の観劇ファンが「私はこう思った」「私はこれが好きだ」という感想を書いているだけなので客観的に舞台のことを知りたい方の求めている文章ではないです。レポではなく感想。
 あと、私は関西在住で東京遠征して舞台を観に行きました。そしてこれは「遠征して観に行った舞台がむちゃくちゃおもしろかった楽しかった」というブログです。それだけです。
「行った舞台が楽しかった」という感想を読んでこの公演に限らず自分の行かない選択を否定されていると感じたり、行けないことを後悔しそうな人は読まないほうがいいです(己の意図せぬ形で同じ沼のオタクを傷つけるのが嫌なだけなので「この時期に行きやがって」と言いたいだけの方は別にどうぞ)。「やっぱり舞台は劇場で観た方がおもしろいな」に着地する感想なので劇場に行けなくて、行って楽しそうにしている人を見ると傷つきそうは人はこのブログではなく、8/30まで配信している12人の怒れる男を観てください。

ナイスコンプレックスプロデュース#5『12人の怒れる男』東京公演 – THEATER LIVE


 むちゃくちゃ予防線張るけど、みんな疲れているし誰かを疲れさせたくないので。
 そして一応東京楽から2週間経ちましたが、私は何事もなく元気です。

 

 あと去年の感想と怒ったブログがこちら
東京公演感想と怒った話(12人のランブロと座席に怒れる男 - East gate,Open the sea.
ランブロ50枚買って推しが1枚も来なくて怒ったり泣いたり酒を呑んだりする話(11人しか来なくて怒れる男 - East gate,Open the sea.
大阪公演の怒っていない感想(12人の怒っていない男 - East gate,Open the sea.
おまけ、ランブロに疲れたオタクがランブロで遊んでいる話(推しじゃないブロマイドで遊ぼう - East gate,Open the sea.

 

 

感染症対策など


 今年一番にでかい声で言いたいのが、なんと今回ランブロがなかった(俺は昨年大阪公演で50枚以上買って推しが自引き0だった叔父)。物販自体がすべて通販だったけど、「それはそうとしてどうせランブロあるんでしょ?」と斜めに構えてみていたのになんとなかった。全員セット12枚で2000円なのでランブロ一枚200円なのを考えると一枚あたりの単価も安くなっている。ランブロがあったら現地交換が行われることは想像に難くないけどだからと言ってそこで「ランブロしません」と決めるのはとても大変な決断だと思う。ランダム商法、儲かってそうだもんなあ。ファンとしては今のようなご時世じゃなくてもランダム販売はやめてくれと思っているので、推しが出ても出なくてもぜひ来年も今年と同じ感じで売ってほしい。
 浮いた分の金で推しが出ないBチームの配信を買ったり大阪Bチームのチケットを買ったりしました(昨年散々「ランブロなかったらチケット追加できたな!!!」と騒いでいたので自分の発言のケツは持つぜ!)。マジでランダム商品という望んでいないギャンブルをしたくないだけで舞台はめちゃむちゃ面白くて金払ってもいいと思っているので来年もランダム商品がないことを祈っている。

 感染症対策としては上記にあげた物販が通販のみとかランブロがない以外にも、エレベーターの人数制限とか規制退場とかおそらくほかの舞台でもやっていることはしっかり対策されていた。諦めていたロイヤル傍聴席が買えてしまって(ロイヤル傍聴席の変更があって私の最前が死んだ話も次回)観てきたけど、眼鏡みたいに鼻と耳にかけるタイプのフェイスガードでした。刀ステは後ろで留めるタイプだったように見えた(刀ステは最前ではなかったので使ったわけではない)。このフェイスガードと一緒に黒いマスクが席においてあって、みんな当然のようにマスクしてくるけどなんでや? と思ったら白いマスクだとフェイスガードに反射して(反射するというかフェイスガードに映ってしまうというか)見にくくなったので納得しました。とても親切だし、これはきっと「フェイスガード置いておけばいいでしょ」とかではなくて、きちんとそのフェイスガードを使ってみて「白いマスクだと見にくいな」と判断して黒いマスクを置いてくれたんだろうなということが理解できたので劇場で一人、舞台が始まる前から感動していた。他の舞台でも同じことしているのかな。
 感染症対策ではないかもしれないけど、舞台上に設置される役者さんたちが劇中で飲む水が昨年はピッチャーひとつとあとはペットボトルだったのに今年は蛇口をひねるタイプのタンクで飲み口のところに触れないように考えられているではとこれも一人で感動していた。あと、私がはじめて観劇した回では守衛が持ってきた二つ目のタンクだけが結露していて「常温水と冷水を準備してくれている……気配りが喫茶店のそれ……」と思ったけどその後観劇した回ではどっちのタンクも結露していなかったので見間違いかな?

 

・役


 キャストさんについて書くけれど、一回目観てめちゃくちゃ思ったのが、「いや2019年の7号さん、すごかったよな!??」だった。
 こっから現地で観たAチームと配信で観たBチームのことがまざりつつ順不同にキャストについて書いていくけどあくまで個人の意見であり、書いてない人もいますが悪しからず。

・7号
 観て、「いや2019年の(略)」と思ったけど、すごかったというか私は2019年のキャストさんが演じる7号が好きだったんだろうなと思う。どこが好きだったのかというと、「観ていてむちゃくちゃ腹が立つところ」です。昨年の7号、「これがはまり役というんだろうな」と言うくらい「リアル」だった。うまく言えないけど、演技が板についているというか堂に入っているというか、「え? ご本人がこういう方でいらっしゃる?」と勘違いしてしまうくらいには自然でリアルだった。
 芝居を語れるほど詳しくはないけど芝居というのは当然ながらアドリブではない限り現実と違って「台本」があるものであって、でもその決められた台詞をあたかも「今こう思って口から出た」ように演じないといけなくてそのために稽古をするのだと思う。2019年7号は話し方や、人が話しているのを遮って話すタイミングが、とてもなめらかだったように感じた。
 間の取り方、話し方、動き、全部がしっくりきたししっくりくるので7号という身近にいたら関わりたくない役が目に入って自然に眉間にしわが寄ってしまった。関わりたくはないし、眉間にしわが寄るのに、端の方
にあるイスに座って口笛を吹いているのが様になっていて視線が勝手にそちらを向いてしまう。「嫌でも目に付く」けど、「嫌でも」の理由としてはその演技が本当にリアルだったからだ。
 でもこれはすごいことではないか? と2020年になってから思う。本人が「嫌な奴」だというわけではない、あくまで演技でしかないけど演技でそこまで思わせてしまう。まさしく「はまり役」だったのではないかなと思った。
 2020年の7号さん、推しと共演したことがある方なので他舞台でも観たことがある。推しと朗読劇?をニコ生でやっててその女性役がむちゃくちゃうまくて「キレイなお姉さんおる」と思ったけど私はこの方の7号にはそこまで腹が立たなかった。机に座ったり机に足乗せたり、回によっては机の上に立ったりと行儀の悪さはあったけど眉間にしわが寄るほどではなかった。配信で東京Bチームも観たけどそちらの7号も眉間にしわが寄るほどではなくて「識味(あじしる)の眉は動かず……」と思った(読み返して「いや慣用句みたいに使っているけどこれ誰もわからんぞ」と思ったので補足すると「将太の寿司」という漫画で真にうまいものを食べたときに目が開いて眉が動く「識味」(あじしる)という異名を持つキャラがいてそういうシーンがあった。識味の名前を自分に使うのは烏滸がましすぎるけど)。
 でもこれは「私個人は2019年7号が腹が立ったので好き」という話なので「腹が立ったので嫌い」という人もいるだろうし「2020年の方がいやらしいと感じたので好き」という人もいるだろうし私はそういう「同じものを観ても分かれる感想」が好きだ。あと、この「同じ役を他の人がやるとどうなるか」が観られるのも好きなので12人の怒れる男は本当におもしろいなあ。そして7号はみんな口笛がうまいので口笛ができないけど7号に指名された人は練習大変だろうなと思った。

 2019年で推し以外で一番好きだったシーンは11号が7号に詰め寄るシーンで、2019年は「疑問があるから!! 有罪にぃ!!!」という逆ギレ気味な言い方でそこがけっこう好きだったけど2020年は台本通り(去年も今年もロイヤル傍聴席の特典で台本がもらえた)「(絞り出すように)疑問があるから…有罪に…」というような話し方だった。今年のAチーム7号さんは中の方の品の良さが見えるんだよなとたしかこのシーンの話し方で思った。机に立ったりして素行は悪いけど、「普段の品の良さ」を感じる話し方をするシーンがちょいちょいあって、静かに話すこのシーンで特にそう思った。
 でも私はこのあたりのシーンが大大大好きなので7号と11号の演技を口を開けてみている間に東京公演では毎回推しが上着を脱ぐのを見逃したので大阪公演ではこのシーンで忘れず推しを観たい。推しが好きで舞台に行っているけど、推し見逃すほど12人の怒れる男はおもしろいぞ! (今日のブログなんか販促みたいなの露骨な褒めが多いね)

・2号
 2020年Aチーム東京2号さん、観ていて途中で「あっこの方、昨年東京で1号だった方か」と思いだした
 これも「え、すごい」という話なんですが、私はどうしても一度観た方は前回の役のことが脳味噌に残った状態で観てしまうんだけど、2020年2号さんはそれをすっかり忘れているくらい2号さんだった。2019年の2号さんにけっこう寄せてるような気がする。1号の場をまとめようとキリッとしている感じがほぼなくて完全に「2号」だったので演じ分けすご……と感動してしまった。

・12号
 今年もはじけていた。私はこの方と笑いの周波数が合うので観ながらむちゃくちゃ笑いを堪えたし堪えきれなくて肩が震えた。はじけていたし突き抜けていた。でも私がこれを笑えるのは「元の台本通りの演技」を知っていて、それと外れまくっているところが笑えるのだと思うし私は別の舞台で「台本と離れた演技」でもやっとすることがあったのでそこの差はなんだろうなと思いながら観てた。いやでも12号は個人的にむちゃくちゃ笑いのつぼにはまるのでこの方が演じる大阪11号、本当に楽しみ。2019年よりも眼鏡を外す回数が多かった気がする。あと基本的にいつも笑っているのでラストとかの静かなシーンで「無」の顔をしているとギャップが怖い(とても良い意味で)。
 Bチーム12号さんもおもしろかった。「サイコロを振ってそれで有罪か無罪か決める」というシーン。台本ではサイコロなんだけどAチーム12号はそのサイコロ部分を日替わりでいろいろ仕込んでくるのだけどBチームはサイコロという台本通りなのだけどそこに持っていくまでに笑いを仕込んできていた。配信日以外はどんな感じだったのか知りたい。


 ここまで書いて思い出したけど、BチームよりAチームの方がなんか仲の良さみたいなのがにじみ出てた気がする。クーラーがついたシーンとか。


・5号
 ナイフのシーン、うまくなっていらっしゃる!! と昨年も観た人は思ったのでは……私は思った。
 あと私は5号が4号に「あなた、汗かかないんですか?」って話しかけて「かきません」って言われたあとに、4号が映画のことを覚えてなくて焦る場面で汗をかいているのを見て6号に「あの人汗かいてる!!」ってなんか嬉しそうに話している(話しかけようとしている)シーンが好き。Bチーム5号は独り言みたいに言っていたと思う。
 AチームはBチームより5号6号の仲がいいように見える。

・6号
 Bチームを観て、驚いた。全然違う役だ。私はAチームの方の6号しか観たことがなかったし、それを観て「いい役だなあ」と思ってたけどBチーム全然ちがったしそういう解釈もあるのかと興味深かった。同時に、私はAチーム6号の解釈に納得していたのだなと気がついた。筋肉質で熱血漢っぽくてそれ故にお年寄りや人に敬意を払えない人を許せないという演技に納得してたけど、Bチームの6号が全然ちがってひょろっとしていて「眠たいのかな?」と思うような話し方をされるのでその差に驚いた。Aチーム6号の熱い怒り方に慣れていたのでBチームはじめは「この人が『人に敬意を示さない』と理由で怒るのか?」と思いながら観てた。ペンキ工になるまでの遍歴が二人は全然違うんだろうなとバックボーンを考えさせられたし、6号のキャラの違いが一番大きかったと思う。しかしそこまで考えて「ペンキ工」と言われて「肉体労働なので体格のいい人だろう」と考えていた己の偏見に気づいてしまって「自分じゃ気づかない人がほとんどだ」という1号の台詞が脳内を駆けめぐった。12人の怒れる男、本当に面白いな。ひょろっとしてふにゃっとした話し方をするBチーム6号だけど、どんな背格好だろうと話し方だろうとだからといってその人の根のところを決めつけるのは偏見以外のなにものでもないと気づかされた。
 Aチーム6号は体格がいいので誰かが暴れると止めに行くことが多いところが好きです。
 Bチーム6号は7号に怒って、それを1号に「舞台と関係ない争いはいい加減止めて下さい」と止められた後に「うんわかった」と口では言うけどその後すぐに7号に殴りかかろうとするシーンが好き。Aチーム6号と怒り方が全然違うので配信で比べてみてほしい(止まらない販促)。あと、椅子に立ってクーラーが壊れてないかみるシーン、椅子に立つときに靴を脱いでいて、たしか何人か椅子に立つシーンはあるけど靴を脱いでいたのはBチーム6号だけだった気がする。あと台本では「怒鳴るのもいい加減にしろ」だけど「大きな声を出すのもいい加減にしろよこの野郎」といっているところがあった。こういう台詞の変更って相談して決めているのかどうなのか。とりあえず同じ意味でも演じる人によって言葉遣いが変わったりするのをみるのが私は好きだ。


・1号
 推しについてはまた次回詳しく書きたいけどBチームの1号が私はけっこう好きだ。
 私は去年も観たけどどうしても1号が「ガキと言われてそこまで怒る理由」がいまいち理解できていない。推しの怒り方がむちゃくちゃなのもあるかもだけど。
 推しの1号の怒り方、というか私が「推しのキレ芸」と勝手に呼んでいる他の舞台でもよく見る「急にキレる推し」というのがあって、それは怒りが1から10まであるとすると2くらいから一気に8~9まで飛んでいくような怒り方で私はそこにやや違和感を感じることがある。落差が激しくて急にキレたように見えるので「推しのキレ芸」と呼んでいる。

 Bチーム1号もあるところで急に怒りのレベルが上がるけど1234と怒りが徐々にあがっていってそこから7~8くらいにちょっととばして怒るタイプだったように思う。台本だけ読んでも1号が怒る「ガキじゃないんだから」と言われるシーンは「1号なんか急に怒るやん」と思うのでこのシーンは推しに違和感を感じるというか私は1号の怒りポイントと怒り方が飲み込めていないだけなんだと思うけど、Bチーム1号は徐々に怒っていくのが見えたのと、怒るけど台本にはない「ごめんなさい取り乱しました」という台詞で自然に感じられた。
 あと、このBチーム1号の怒り方と推しの怒り方を比べたとき推しは本当に「おいおいどうした」というようなキレ方をするのだけど推しの怒り方、ネウロに出てくる犯人みたいだな……と思った。犯行がばれたときの犯人のそれじゃないですか……(魔人探偵脳噛ネウロ、1~23巻好評発売中!! 暗殺教室だけが松井先生じゃない!と声高に言いたい)。
 推しの話は次回、と言いながら推しの話をするけど推しはこのシーンで7号に八つ当たりみたいに怒る。その怒り方を見て「お? 推しその怒り方、昨年の7号さんにできた?」と思ってしまった。私は中の方々の仲の良さや関係性が劇中で透けて見えるのをおもしろいと思うこともあるけど、どちらかというと「役ではそうだけど、現実の関係ではできない」ようなことをやられたほうがおもしろいと思うなと気がついた。他舞台で「役ではAさんが後輩だけど、実際のキャリアはAさんが群を抜いて長いのでふとした瞬間に周囲の人の気遣いが見えてしまう」ことに萎えたことがある。
 仲がいい人に無茶ぶりができるのは普通だけど、目上の人やそこまでの仲ではない人にも「役」としてつっかかったりキレたりできるのが舞台では? と思うので(もちろんこれは現実世界の人間関係を考えたら難しいとは思うけど)推しが大阪公演で大阪Aの7号さんにキレ芸するのであれば楽しみにしている。

 ここまで書いて思ったけど推しのキレ芸は推しが積極的にやっているのか周囲がやれっていってやっているのかによってもまた話は変わってくるな。演出上おもしろいからやれと言われてやっている可能性もある?

 

 あと、2020東京Bチーム1号は上着を脱ぐのが2019東京1号さんや推し(2019大阪1号、2020東京Aチーム1号)に比べると少し早いのでだけどこれは「有罪ではない」と確信を得たタイミングが違うということなのか? Bチーム1号さんはナイフのくだりの終盤に脱いでたけど、推しや2019東京1号は11号が7号に詰め寄るところの終盤で脱いでいた(2020年の推しが上着脱ぐところは見逃しているので確実ではないけど)。この差はなんなんだろう。

 そういえば今年も台本をもらったけど昨年の台本で誤字っていた「あんたが一番こじれさせてんでしょ」が「あんたが一号こじれさせてんでしょ」に今年も誤字っていた。


・3号
 2019年3号=今年のBチーム3号しか観たことなかったけどAチームの3号さんはまた違った。Bチーム3号は重心が下の方にあるというかどっしりしている感じがしたけどAチーム3号は「ぱっ」と走り出す軽やかさがあった。あと、8号が「遊びでやってんじゃないんだよ」と怒るシーンで台本にはない「はは、格好良いな」と怒鳴られたことをはぐらかすように笑っていう台詞があってそれがなんか「リアル」で眉間にしわが寄った(このブログではこれは褒め言葉として使っています)。「本気で怒っている人」や「真剣な人」を「格好つけちゃって(笑)」「そんなことで熱くなっちゃって(笑)」と笑ってそれを「恥ずかしいこと」みたいに揶揄する人はどこにでもいる。台本にないけどつけたされたこのシーンが「こういう人おるよな」という感じがして好きです。

・9号
 9号!!!! 去年より元気だった!!!!!!
 去年はそこまででもなかった気がするけどAもBもむちゃくちゃ杖振り回して怒ってて「元気だ~~」とにっこりしてしまった。私は役につられて9号役の方をおじいちゃんと思って観てしまっていたけど、昨年カテコで客席後方から杖を使わずにみんなと一緒ににこにこ笑って走って出てきたので「そうだよな中の人はおじいちゃんではないんだよな」とハッとした。
 とりあえず、東京ABともに昨年より激しく怒っていたり、眼鏡のシーンで激しく喜んでいたのが印象的だった。
 あと4号に「眼鏡以外でそこに跡がつくことはありますか」って聞いて、4号は「ありません」と答えるけどロイヤル傍聴席のフェイスガードが眼鏡みたいなタイプだったので「あるで」と思った。


・8号
 8号も今年、むちゃくちゃ怒ってて熱かった!!
 個人的一番好きなシーン2020年度東京公演は8号です。8号が自分が買ってきたナイフと犯行に使われたナイフを机に刺して「見てくれよ」っていうシーン。このシーンで私が「熱い」と感じるのは昨年も観ているからなのだけど、と前置きをした上で理由を書く。
 台本ではここは「見て下さい」なんです。Bチーム8号さんもそう言っている。でも東京Aチーム8号さんは今年「見てくれよ」だった。今年、たしか遊んでいる3号と12号をとめるシーンも台本だと「遊びじゃないんですよ」だけど「遊びでやってるんじゃないんだよ」とむちゃくちゃ怒っていた。
 Bチーム8号さんはAチーム8号さんよりも余裕があるように見えた。5号に「そんなに野球の試合が気になりますか」っていうシーンや、3号に「本気で殺すつもりで言ったわけじゃないでしょ」っていうシーンが少し笑っていて、それに少しのいやらしさ(書くまでもないけど「いやらしさ」というのは淫らな、とかではなくて「いい性格していらっしゃる」というような意味)を感じた。大阪Aチームで推しと共演するので本当に楽しみ。
 Aチーム8号はそんな余裕が見えないくらいむちゃくちゃに怒っていて私はそこが好きだなと思った。
 全体を通して敬語で、丁寧に話す東京8号が、興奮して思わずと言った風に出てしまった「見てくれよ!」という台詞が最高に熱かったし、私はこのシーンのことを「見てくれよ!」と思った。どれだけ言葉を尽くしても全然このシーンの熱さが伝わっている気がしないので配信、もしくは劇場で見てくれよ。

 


 以上、「12人の怒れる男が今年も熱くて最高だった」という感想でした。この舞台のいいところは夏にやるところで、見終わった後に外で電車の音と蝉の鳴き声を聞くと舞台のことを思い出すのでエモエモのエモ。去年の東京公演は途中まで空調が切られていて顔面の「溶け」を感じて焦りまくっていたけど今年はさすがにはじめからクーラーがついていた。


・最後に
 この時期に、「劇場で舞台を観ること」に関しては賛否両論あるというか否の声の方がでかいのではと思う。それに関して論ずる気はあんまりないけど、でも舞台って劇場で観るものなんだよなと改めて思った。
 舞台の終盤、有罪が3号だけになって、その3号がとうとう無罪というシーン。3号の話す声がその後嗚咽に変わってそれだけが響く一連のシーン、他の人は誰も何も言わない。雨の音が聞こえた。始まる前には蝉の声が響いていたのに雨が降り始めてそれが止み、しとしとという雨の音だけが静かな舞台に、劇場内に響いている。キャストも客も、誰も何も言わない。雨の音と、3号のすすり泣く声だけが聞こえる。
 そのシーンの、それを、言葉にできない。その場にいないとわからない「良さ」というのがある。そしてそれは配信では決してわからない(と、私は思う)。劇場という閉じられた特別な空間でないと100%では味わえない。そこまで「熱いな~~いいな~~」と観ていたけど、このラストの静かなシーンは「熱さ」ではない良さがあった。

 言葉にできないので行ける人は大阪公演で観てください。


 
 カテコで主催さんが「舞台は悪くない」って言ってて、私はそんなこと全然思ってなかったけど幕が上がるまでにいろいろあったんだろうなあと思った。
 その後「クラウドファンディングするので……」という話をしていて生まれて初めて「えっ? 私信????」と思った(昨年ランブロにキレてランブロするならクラファンしてくれとブログに書いたのが我)。冷静に考えて私信ではないけどランブロを廃止という「義」に対しては「義」で返したいので(あなたは義という言葉を正しく理解できていますか?@11号)、お値段にもよるけど私は金を出す所存。
 推しのことを書かなくてもむちゃくちゃ熱く語れる、12人の怒れる男、絶賛配信中! 劇場の方がおもしろいけど私はBチーム配信だけで観てもおもしろかったのでぜひ観てほしい。
 今週金曜から大阪公演で、もちろん行くけど本当に楽しみ。 


 とりあえず今年の夏も「12人の怒れる男」が熱かった!
 みてね!

 

ここ数ヶ月~私と推しとときどきコロナ~

 どうも叔父です。同担(思念体)の皆々様はお元気でしょうか。
 タイトルは嘘です。嘘ではないけど盛ってます。
 正確には「ここ数ヶ月~私と弊社とコロナによる弊害とときどき推し~」です。*1
 前回のブログで予告したとおり「一瞬オタク疲れた話」の予定ですが「今だからこそ考える推し事スタンス」と「酒を呑んで友人(最近三次元に推しができた二次元のオタク)と話した記録」が混ざっています。今回も1万字超えててそこらへんの校長先生より話が長いです。

 


登場人物


推し:東京出身で実家暮らしの俳優。3-5月に予定されていた舞台は4公演やってほか全部中止。SNSは事務所がやっているTwitterと本人がやっているインスタ。普段はどちらも更新頻度は低い。私は推しのまばたきはバタフライエフェクトのごとくどこかの紛争を止めていると思っているのでそのつもりで読んでください。
叔父:関西で一人暮らししているサラリーマン。正社員だけどシフト休に近いのでG.W.だろうと関係なく出社する。推しも好きだが金も好きなので結果として残業している。でも別に弊社のことは好きじゃない。金と体(労働力)の関係と思っている。推しからの認知はないしSNSにコメントとかもしないので推しのファンという有象無象の中の無象(舞台は行く)という感じだと思う。
弊社:私のことが(労働力として)好き。コロナが流行ろうが出社させるスタンス。急に5月入ってから急にマスクを配布しだした。ないよりはもちろんいいんだろうけど遅すぎて笑った。
コロナ:たぶん今世界で一番流行っている。でもみんなから滅べと思われている。


2月上旬


推しのイベントに行く(詳細:推しよ、私を見なくてもいい - East gate,Open the sea.

 コロナ、話は出るがそこまでまだ猛威をふるっていなかったので普通に関西から東京に遠征した。

 

3月10日


推しの誕生日。この頃はまだ稽古があったのでキャストさんに祝ってもらってた。

この間に加速度的にコロナが流行った気がする。

 

3月下旬


身内と喧嘩する(以下ほぼ愚痴かつ推しとは関係ないのでとばしてOK)
 推しが出ない2.5を一緒に観に行く地方住みの身内から「4月に行くのやめようと思う」と言われて私がキレた。喧嘩というか私が一方的にキレた。6月になったいまでは「リスク管理ができている」と思えないこともないけどなんかいろいろあってキレた。
ここから観劇スタンスの違いによるすれ違いについての話
 私はここ最近は「観たい公演は、なんとしてでもチケットを手に入れる」になってきたので推しは出ていないけど観たい公演は相互協力募集して名義を積む(推しの出る舞台はそこまで頑張らなくてもチケットとれる)。場合によってはDVDとCDも積むけどケチなので「積む」というほど積んでない。そして同じケチという理由で定価以上のチケットには基本的には手を出さない。一般発売日に休みをとってローソンでスタンバったりする。定価以上で買いたくないのでそれ以外のできる限りのことをする。身内は、「自名義がはずれたら諦める」と言っていた。つまり自分が持っているアカウント分しか申し込まないし相互協力も譲渡に声かけもしない。そして私は「一緒に観て感想を言いたいから」という理由で当たらなければ身内の分のチケットも探した。ちなみにチケ運は身内の方がいいので、身内が当てたチケットがマチネならソワレの分を私が探してくるとか、逆に身内が連番当ててくれた分はあるけど私は全然当たらないとかもある。後は身内は1、2回観られればいいらしいので二人で観る分が1公演分揃ったら後は私は自分が観たいだけのチケットをかき集める。
 しかし今回はむちゃくちゃ当たりにくかった。お互い最速先行が全滅した時点で「やばい」と思った私はマジで頑張ってチケットを集めた。結果として身内と一緒に観る分と、一人で観に行く分が数枚当たったり譲ってもらったりして手元にあった。最終的には手元にチケットがあったんだけど、それは私がむちゃくちゃに頑張ったからである。もちろん身内がそれを蔑ろにしたわけではなく、私(叔父は一人暮らし)と違って家族がいる身内が自分がかかって家族に移るリスクを考えて「行くのやめる」と言ったというのはわかっているけど、まあキレた。
 キレた言い訳をするけどそれより前からすれ違いはあった。私は外れたらむちゃくちゃ頑張って譲渡探すけど、身内は言わないと先行抽選を忘れることがあったり自分では絶対に譲渡を探さなかったり。
 これに関しては「己が頑張るからと言って相手にもそれを求めるな」という話になるし、この話を人にされたら「いやそれならもうその身内の分まで探さなくてよくない?」と思うけど仲がいい人と一緒に観て、観た後感想を言いたい舞台もある(推しの舞台は一人で観るけど)。私は身内と一緒に観たかった。でも私の「一緒に観たい」と身内の言う「一緒に観たい」は温度差があり、それを以前から感じていたけど今回とうとう爆発してしまったんだよと、おそらく身内もこのブログを読んでいると思うので書いておく(6月現在も仲直りできてない)。もう怒ってはいないしコロナ収まったらまた一緒に観たいけど、今後も同じようにこの温度差で喧嘩が起こることを考えると一緒に観ない方がいいのかも(急な私信)。でもそろそろ普通に遊びたいよね。
 その後、公演自体が中止になったので私がキレてももうどうしようもないけどまあタイミングが悪かった。
 このブログを読んでいる人にはいないと思う(だいたい皆さん同じようなことをしているのではと思う)けど「人気の舞台らしいけど友人がチケットをいつも用意してくれる」という人は、その友人に感謝しろ……とまでは言わないが、その友人はあなたと一緒に舞台を観たくてとても頑張っていると思うということを言いたい……あと、せめて当落日には早めに結果を確認して教えてあげてください。連絡待ちの間に逃げる譲渡チケットがあるので本当に頼む。


推しの舞台が一部中止
 残業して日付が変わる少し前に帰宅して中止を知る。いやでも5月まであるしその頃はさすがにやるのではと淡い期待をしていた。

 

・休みの日に酒を飲んでた
 舞台が中止になって、休みをつぶして出社したりもしてたけど「この日絶対に休むために働いていたために逆に絶対出社できなくなった日」とかもあり、しかし外出を自粛しろと言われていたので仕方ないので朝から酒を呑んで刀剣乱舞をしていた。ちなみに私はまあまあ熱心なユーザーなのでイベントは毎回参加して報酬もらうまで周回する。3月は秘宝の里だったと思う。「舞台が中止になった金」でシャウエッセンのウィンナーを買ってきて茹でて酒飲みながらマスタードで食べてた。シャウエッセン、べらぼうに高くてびびってしまったんだけど納得のおいしさだった。贅沢すぎる休日をまだこの頃は満喫していた。
 しかし「会社には来い、だが休日の外出は自粛しろ」って理解ができない。会社には来い、だが俺以外の人と会うために飯を食いに行くな、昼飯も外に食べに行くなと言っていた弊社くん束縛が激しい。

 

4月

 

・推しの舞台の残りすべて中止が発表

 死んだ(生きてる)。


・弊社
 社内で感染者が出ない限りは、会社が休みになることはねえな、リモートワークもねえなと4月の頃には「理解」していた。逆転の発想で「誰か感染すれば会社もさすがに休みになる」という生き残りを賭けたバトロワがはじまる。この頃盛んに外出自粛が叫ばれていたけど私は極悪人なので元気に出社して残業代を稼いでいた。

 

・推しがなんかいろいろしてた
 全然SNSを更新しない推し、4月5月はすごかった(気がする)。インスタライブは運よく見られたし、過去最高に自撮りの写真がインスタに上がってこれだけがコロナでよかった点だと思う。推しのインスタは「推し、この写真数時間前に共演者がTwitterであげてたやつ」みたいな写真が多いのだけども人に会わないので自撮りをせざるを得なかったのか過去最高に自撮りが多かった。特別自撮りがうまいわけではないけど「推しの推しによる推しのオタクのための自撮り」に軽率に喜んでいた。今後こんなに推しの自撮りを見ることはないかもしれない。
 私が仕事している間に推し初めてのインスタコメント返信が開催されそして終わっていた。笑うしかない。

 

・休みの日に酒を飲んでいた
 シャウエッセンは美味しいが高いのでやめた。家飲みは安くしたい。通勤路にあるスーパーで日によっては100グラム38円で売られるトリムネ肉がさらに閉店間際に行くと20%引きにされていたのではちゃめちゃ興奮して買ってしまった。薄くソギ切りにして片栗粉つけて焼いてポン酢で食べていたけど同じレシピでケチャマヨで食べるとうまいと聞いてやったらめちゃくちゃうまかった。カロリーは上がった。
 4月なかばまではストゼロ→ほろよい→ストゼロと飲んでいたけどこの飲み方をするとほろよいがただのチェイサーになるなと思ったので(酒をチェイサーにするな)、ストゼロ(レモン)→ストゼロ(梅)→ストゼロ(ダブルグレープフルーツ)みたいな感じで呑んでいた。4月に入ってからB'zの期間限定のライブ映像を見ていたけど酒を飲みながらB'zのライブ流して刀剣乱舞をすると一瞬で休日が終わります。自宅からは以上です。

 

・推しを形容する言葉を考えよう
 かわいいとか格好良いとかそういうのでは表現しきれないときがある。ので、なんかこう、推しのことをそれ以上の言葉で褒めたい……、と以前ブログで書いていたけどB'zのライブ映像見て改めて聴くと「あの子は太陽のkomachi angel」っていうフレーズがすごすぎて「B'zには勝てねえ~~~~」と思った。同じ土俵に立とうなんて考えてないけども。でもだって太陽の……komachi……小町でなく……そしてangel……。B'zすごっ! 勝てない! って一人で言いながら刀剣乱舞してました。
 形容する言葉ではないかもしれないけど推しに対して「オモロの一等星」と思うことがあり、他に言っている人いないかTwitterで調べたけどいなかったので推しは「オモロの一等星」にしておきます。なにかを表現するときに「一等星」という言葉は大変便利で「その中では目立って明るい」けど「唯一ではないし飛び抜けて優れているわけではない」を暗に含んでいます。「これに関しては推しが世界で一番!」と言いたいときはB'zのように「太陽」をつけるといいでしょう(推しを表現する言葉を考えよう講座)。
 オモロの一等星にはなったけど、推しがかわいいを越えているときに私はかわいいい以上の言葉が思いつかずすぐに「好きだぜ」と言ってしまうけど私の言う「好き」はとても軽いのでちゃんと推しのかわいかったり格好良かったりするところを言葉にしたい。


・実在する同担と叔父
 推しが4月下旬に急にインスタで「DM読んでるよ。送ってみてね」みたいなことを言っていたので「急にDMをねだる推し……アイチューンコードがほしいのかな?」と深読みしすぎ叔父さんになってた(深読みしすぎ叔父さんとは二次元のオタクを現在進行形で長くしている所為で、些細なことに理由を求めたり伏線ではないかと思ってしまう深読みしすぎる叔父さんのことです)。
 コメントではなくなぜ急にDMについて言及したんだ推しよ……いや、特に深い意味はないのかもしれない……。そんなようなことをTwitter書いてたら実在する方の同担からDMきた。なんか昔のブログに「今後からのDMには返事しないかもしれないけどおもしろかったらネタにするぜ」と書いたような気がするので晒す気はないけどネタにします。DMでもらうとDMで返事するけどDMで返事するとむちゃくちゃかしこまった文章になってなんか煽っている人みたいになるのでDMの返事いつも迷う。ブログのノリで返事が欲しい人は本当にすまない……。ブログで返事するなら「ラジオネーム恋するウサギちゃん*2からのお便りです」みたいなノリでします。

 同担曰く、「コロナで手紙を出すのを躊躇うようならDMでも大丈夫だよ! ちゃんと読んでるよ!」という意味だと思う、とのこと。私はDMいただいた当初推しがそう言っていたのかと思ってソースを探してしまったけどよく見たら「と、思います」と書いてあったので実在する同担の解釈でした。
「分かってるわいという感じだったらすみません」と書いてくださってたけど「その発想はなかった」だった。アイチューンカードは冗談にしても「特に深く考えずにDM送ってみてねと書いた」に1000ペリカと思っていたので同担のこの推しの解釈がすごい、というか「同担の推しの解釈がすごくいい人」だなあと思った。同じ推しを見ていても解釈がわかれる。実際には正解はひとつなんだろうけど、なんだろう、うまく言えないけど私はこの同担の解釈を本当にまったく思いつかなかったので「すごい」と思った。
 どっちの解釈がいいとかではないんですけど(特に深く考えていない推しも「いいよ~俺はおめえのそういうとこ好きだぜ~」ってなるし、ファンが気を遣って手紙を出すの控えているのではと考えて書いてくれた推しも「この推しの優しさが深い2020」ってなる)、私はこういう「解釈の違い」がけっこう好きなので「おもしれえな~」って思ったよという話です。

 っていうかなんか普通に同担からDMくるのおもしれえな。マジでこれは嘘でも自演でも「トトロいたもん!」でもなく本当に同担からDMがきた話ですがどうして同担はDMをくれるんだろう。冷静に考えてなんで推しがDMをねだったはずなのになんで私が同担からDM受け取っているんだ???

 

 このブログを読んでいる友人から「結局、同担(思念体)とはなんなの? なんで同担に話しかけるスタイルなの?」と聞かれたけど本当になんでだろうな? 実在する同担の皆々様に話しかけているわけではない(実在する同担と絡む気はない)のでたまになんかDMくると驚くけどこういう解釈の違いを聞けるのはおもしろい(実在する同担と絡む気はないのでDMねだってるわけではないです、マジで)。
 同担(思念体)は同担(思念体)としかいいようがないんだけど、イマジナリーフレンド的な……? 特定個人を指しているわけではないしなんなら自分も含んでいる同担(思念体)。


5月


・中止になった推しの舞台の配信を観た
 酒を呑もうか迷ったけど素面で観た。でも当初の懸念のとおり「推しが呼ばれた意味~~~~???」と思わないこともなかったけどかわいかった。でもしきりに「うわ推しのキレ芸だ」と言っていた。推しのキレ芸、複数の役でやっているのを観たことがあるけど「役」でなく「推し」に見えるので「推しのキレ芸」と呼んでいる。

 推しはかわいかったけど、やはり舞台は劇場で観るのが一番楽しいし映像で観るのってその半分も味わえないよなと思った。配信や円盤にもよさはあるけど、やっぱり舞台は劇場で観たい。

 

(舞台は劇場で観たい話)
 舞台に関するクラファンが立ち上がっていたかと思うけど、ネット上に架空の劇場を作るということで「劇場で観る舞台」ではなかったので手を出す気はなかったけど推しも呼ばれなかったのでむちゃくちゃホッとした。
漫画「怪盗アマリリス」で主人公のナナが「社長さん。映画ってね、映画館で見るものなのよ」みたいなことを言うシーンが好きだったのだけどほんまそれな。舞台は劇場で観るもの。映画は割と金ローでもいいかと思ってしまう人間ではあるけれども。怪盗アマリリスは古い漫画だけどむちゃくちゃおもしろいのでおすすめしたい。このシーンは「女子高生で怪盗のナナがスカウトされアイドルになり、学生だけで撮った映画が配給会社の社長かなんかに『今は映画館でやらなくてもビデオがある』といわれるシーンだったと思う。

 劇場で観るのが難しいから、これからも劇場で観られるようにということなんだろうけど、「舞台を救え」と言われると推しが出ないトレーディング商品とか、最速先行が終わってから発表されるキャストとか、日が近くなってから発表されるチケットの特典とか平日の舞台の後のイベントとかが脳裏を駆けめぐってしまう。舞台側はオタクのことを有閑な石油王だと思っているのか? と思うことがあるよね~。実際には忙しい社畜なのでもう少しお手柔らかにお願いしたい。

 


 推しの舞台の推しの話に戻る
 舞台自体が推しが出なくても観に行く予定だったのでおもしろいけどこのプロジェクトマッピング会場で観た方が絶対楽しかったよな~とかこのシーンの画面には映っていないこのキャラなにしてんのかな~とか思ったのでやっぱり劇場で観たかった。配信があっただけまだよかったとは思うけども。
 推しは最高にかわいかったのだけど画面をうろちょろしているので推しがいるなら当然推しを観たくなってしまうオタクとしては初見は話に集中できなくて「かわいいマネージャーが合宿についてくるとそちらに気を取られて練習に集中できないテニス部員」みたいな気分でした*3。いやこれ絶対見切れてるけど下手側いるでしょ~って思ったらそっちに目がいってしまうオタク。その間に話がすすんでいて何回も巻き戻しながら観た。


・休みの日に酒を呑むのをやめた
 休みの日に家の中で酒を呑んで過ごすのは楽しいけど、「酒を呑まないと楽しくない」になりそうな勢いで呑んでいたのでさすがに自制心が働いた。あと当然のように太ったのでやめ……やめてないけど呑むときは1缶にしている。

 

・弊社
 バトロワを開催していたけどさすがにマスクを配って「配るから会社ではマスクしてやで」と言われたのでマスクしていた。でも4月も5月も「今月もみんな皆勤賞を目指そう」と月初めに言っていたのでさっすが弊社! という感じである。でも自主待機している人がいるのでいつもより忙しかった。
 4月にTwitter

 

っていう季語のない俳句を詠んだけど5月は脳内で
「金をくれとは 言ったけれども 仕事するとは 言ってない」
 という都々逸を読んでしまうような毎日だった。


・急に疲れた
 ここでやっと急に疲れた話。
 推しが、よその配信番組に出ると前日に言ってきた。いや普通に見られない。後から金払って見ればいいんだけど、リアタイできないので推しに投げ銭はできなさそう。
 その発表があったときに「いやこれで今後ゲリラ配信とかあったら泣いてしまうな~」っていってたらその数日後にほかの人の配信にゲリラゲスト出演してた。フラグ回収が早すぎて号泣する準備ができていない。「推し」ではなく「役」として出たらしいんだけど、いやまあ前もって知ってても見られなかったと思うけど……。
 と、立て続けに「仕事が忙しくて推しの配信」を逃して疲れてしまった。あとこのときたしか刀剣乱舞は特命調査が終わって大阪城が始まった頃だったんだけど、イベントとしてはむちゃくちゃ楽な特命調査(今回過去最悪のクソマップと泥率の悪さで笑うしかなかった)のときと、経験値がいいし小判も落ちる大阪城ではゲームにログインする時間は変わる。特命調査の時は暇だから並行して8ー2で日向探してたけど、大阪城が始まったらむちゃくちゃやるよね!?(一部の刀剣乱舞ユーザーにしかわからないことを俳優ブログで書くな)そんなわけで仕事も忙しいのに睡眠時間削って大阪城を周回していたので、普通に疲れていた。あとたしかその週に鬼滅の刃が最終回を迎えてジャンプがまじでどこにも売ってなくて泣いた。ジャンプは本誌を紙で買う派なのだけど月曜日はコンビニに寄れなくて火曜日くらいから探し始めたけど本当にどこにもなくて帰り道に遠回りとかしてもどこにもなかった。諦めてはじめてジャンプ電子で買った。楽だし定期購読のほうが安いけど「バーン!!」みたいなシーンって絶対的にあのサイズのジャンプで読みたいオタク。
 そういうタイミングの悪さが重なりいろいろと疲れがたまっていたので、「推しの配信が見られなかった」ことにむちゃくちゃ「疲れ」を感じた。
 そのむちゃくちゃ疲れた日に大阪城で白山ドロップしたので禍福は糾える縄の如し。そして次の大阪城でたぶん白山乱舞レベルマックスになるから私の精神衛生のために刀剣乱舞くんは早く乱舞レベル解放するか鬼丸もドロップに追加してくれ。2.5もいいけどゲームの方も本当に頼む。


 刀剣乱舞の話はおいといて、なんで急に疲れたのか考えた。今回のことは推しのことに限らずいろいろな疲れが折り重なって疲れのミルフィーユが完成してしまいそのミルフィーユの最後の一枚が推しだったので推しを推すことに対して「つ……疲れた……気がする……」となってしまったので推し事がすべての原因ではないと今ならわかる。
 疲れたというか「社畜に(三次元の)オタクは難しい*4」と思った。今までも何回も思ったことあるけど(EX.急に発表される東京でのイベント)、なんかこのあたりでものすごく「わ……我、オタクに向いてなさすぎ……」と思ってしまった。
 私は寝ているときに頭のあたりにくる壁に推しのブロマイドが雑に貼ってあるのだけどその推しの写真をルーベンスの絵のように眺めて布団に横になりながら「疲れたよ……パトラッシュ……」と思ったけど私にはパトラッシュすらいなかったので「パトラッシュがいるネロ、普通にうらやましい(叔父は犬が好き)」と思いながら寝ました。

 でも寝て起きて次の日には私は今の在宅でオタクをしている状態に突発的に疲れているだけの気がしたので「茶の間に向いてないということでは~?」と思っておいた。数ヶ月前に舞台の発表をしてくれてチケットとって遠征するような生活に戻れば「推しかわいいオタク楽しい」になるだろうなと考えて配信が見られなかったいろいろはひとまず諦めておいた。仕事の途中で「推しの配信があるので帰ります」とはできないオタクですまん。
 金を稼がないと推しを追いかけることができない、金を稼ごうとすると推しを全力で追いかけることができない*5

 

・オタク100人居ると100通りの悩みがある
 リモート呑みが流行る前から結構身内や友人と通話する方だったけど、二次元のオタクの友人から電話せんかと言われて応じたら二次元のオタクだった友人が国外の三次元の俳優にはまっていた。
 そんな彼女が言った。
「私は~(友人の好きな俳優)のことが好きなんだけど、なに言っているか一個もわからんし、~の本名を正しい発音で呼ぶこともできない……」
 英語圏ではない俳優にはまったらしくてマジで全然何言っているのかわからないらしいけど、いやその悩みオモロすぎるやろと思ってしまったゴメン。
 私の「配信見られなくて~」って話をしたら「なんか毎日いろんなところに出てるので見逃しているのもある気がするけど多すぎて追えてない」と言われて「うらやましくなんかないんだからね」としか言えなかった。好きな俳優の本名の名前を正しい発音で呼べないって言われて「推しって言えばいいじゃん」って言ったら「そういうことではない」と言われたのでそういうことではないそうです。推しの名前を普通に呼べるけど「推し」と呼んでいる叔父にはわからない悩みであった。
 私は身内友人知人に話すときも「推し」と呼んで話すので以前ふと「~さん(推しの名前)がさ……」と言ったときに「~さんって誰?」と言われてしまったことがある。名前を言ってはいけないあの人は名前を言ってはいけないはずなので誰からも聞かないはずなのになんでみんな名前を言ってはいけないあの人の名前がヴォルデモートだと知っているんだろう(推しはヴォルデモートではないし叔父はハリポタは詳しくない)。
 そういえばたとえばの話だけど「田中さん」の発音って関東と関西でイントネーションが変わるけど田中さんを推している人は(何度も書くけどたとえ話です)どっちで呼んでいるんだろう。そもそも田中なんて多い名字だったら下の名前で呼ぶのか? 

 いやオタクところ変わればいろんな悩みがあるなあと、人の悩みを笑う気はないけど興味深かった。

 

 悩みの話ではないけど、その友人に「舞台俳優を推すのはなんか金持ちが足の長い犬を飼うようなもんだと思っている」と言われてはじめはその喩えがピンと来なかったけど「ボルゾイのことだな?」とは思った(叔父は犬が好き)。でも後から考えて「ボルゾイボルゾイに限らず大型犬の方が小型犬買うより大変だと思うけども)は買うのが大変で金もかかるし広い場所もいるのでお金持ちが買う」みたいなことが言いたかったのだろうなと思ったけどあってる?(急に私信にするな) 生活に余裕がないと舞台俳優なんて推せないという点では同意する(生活に余裕がないくらい推す人も、生活に余裕ないけど自宅で応援している人もいるとは思うけど)。

 

・好みの顔面と推しスタンスのような話

 友人から写真を送ってもらった友人の推しはむちゃくちゃ顔が良かったのだけど、そういえば私の推しは私の好みの顔ではないなと思いだした。私の好みの顔はわかりやすいので実在する俳優さんの名前をいくつか挙げたら「あ~ね」と言われる。友人の推しも私の好みの顔だった。
 推しの顔面、好きだけど「ストライク!」というわけではないんだよな(このストライクとは恋愛感情とかではなく「好きな顔面」の意)。「叔父の推しは叔父の好きな系統の顔じゃないけどなんで推してるんだっけ」と言われていや、そういえばなんで推しのこと推しているんだ……? と急に記憶喪失になったけど推しのまばたきが世界のどこかの紛争を止めていたからです。その話を友人にして(毎回この話をしているけどいつも聞いてくれてありがとう)推しの撮れ高のいい写真を送ったら「~(友人の好きな俳優)はまばたきで紛争を起こせる。国を傾けることができるし割とけっこうもう傾いている」と言い返されて「じゃあ推しがまばたきでその紛争止めるから」と言い返した。イザナミイザナギか?(お前の国の子供を1000人殺すイザナミとそれなら1500人産ませるイザナギ

 私は推しのことが好きだけども「推しだけが世界で唯一好きでそれだけのために生きている」わけではない。推しを好きになっても二次元のオタクだし上記の通りむちゃくちゃがんばってチケットとって2.5も観に行く。もしなんか生活が苦しくなるか今以上に仕事が忙しくなって趣味の時間をどうしても減らさないといけなくなったら削るのはたぶん推しのことだと思う。
 友人の喩え話の通り、舞台俳優を推すのなんて生活に余裕がないとできない。
 あと、私は三次元で誰かを推すのが推しが初めてなので前推しも二推しもいないのだけど、別に絶対に推しではないといけなかったわけではないと思う。推しが好きだしオモロなので推しているけど、あとそれとは別に「推しを推すのが楽しいから」というのもある。たまに疲れることはあるけど、「舞台が多すぎる」とかではなくて「タイミングが悪すぎる」というのがほとんどなので、俳優オタクとしては楽に楽しく推している方だと思う。チケット申し込んで当落に一喜一憂して遠征の準備をして推しを観に行って推しのまばたきを反芻しながら夜行バスを待つのが楽しいから推しのオタクが続いている。
 今回のことで推しが舞台俳優でなく映像中心になっていわゆる「現場」というものがなくなったら私は推しのことを降りるかもしれないなと思った。降りるとまでは言わないけど今ほど金を使わないと思う。今のところ、推しを降りたらもう三次元で誰かを推す気はないので二次元のオタクに絞って舞台は2.5を観に行く程度になるんだろうと思う。推しが出る映画は観に行くかもしれないけどドラマだと追えないかもしれない。
「推しのことを好きなので一生推す」と言えなくて申し訳ないが私の推しにいう「好き」はそれくらいです。いやでもあくまでそれは「今は、こうなるだろうと思っている」というのなので今後私が「推しのことを異性として好きになりいわゆるリアコとしてむちゃくちゃに本気を出す」可能性もなきにしもあらず。私は「推しを推すことによって変化する自分」もオモロと思っているのでそうなったらなったでおもしろいなと思う。すでに私は推しを推してから東京に行くのに戸惑いが無くなったという変化をしているので、今後またなにか変化する可能性は十分ある。おとぎ裁判一審で東京に行くかを迷っていた日が懐かしい……。
 推しを推すことによって私が進化するかわからないけど、ブログのサブタイのとおり飽きるまでは推そうと思う。

 ちなみにブログは「飽きるまで推す」だけどTwitterには「飽きるか燃えて消えるまで推す」と書いてます。推しのこと好きだけど推しに彼女がいても今のところどうでもいいなと思っている。推しのカノバレが嫌な人は「推しに彼女がいることが嫌な人」と「バレるようなことをする推しが嫌な人」と「バレるようなことをする女を選んだ推しが嫌な人」等がいるイメージ。私は「燃えてみないと分からない」と思っているのでどこまでオモロと言って笑えるかなと思っている。でも燃えてしまうとたぶん仕事は減ると思うのでそれは困る。
 そういえば私は二次元においても「好きなキャラが結婚してしまい悲しい」ということがなかったのでそこは本当にどうなるのかわからない。サクラちゃんがサスケくんと結婚できてよかったと思っているオタクなので……いやこれはサクラちゃんがキャラとして元から好きだったのもある……女の子キャラも女の子も女性も好きなので推しのバレたカノが私の好みの女で軽率に沸いちゃう可能性もあるのか……。私が推しのカノのこと「おもしれー女」とか言っちゃう未来を考えると頭が痛くはなる(この一連の話は過去にカノバレした俳優やそのファンをなんやしようという意図はありません。あくまで個人の意見です)。

 

6月

 

・推しの舞台決まった!!!!!!!!!
「今、突発的に疲れているだけなんだろうな」と思ったけどそのとおりで6月の今はもう回復している。
 また急に推しがDVD販促イベントに出るらしい告知を「はいはい」と思ってみていた。
 でも推しの舞台の出演が決まったので!!!!!!!!! 今はとても楽しみです。
 キャストが発表される前に最速先行みたいなチケット発売があって、今回の舞台は昨年推しが出た舞台で「今年も出るのか」が非常に微妙でしかも東京大阪あり東京の日程が長いため買うにしてもあまりもギャンブルすぎてまた「コロナで疲れているオタクにロト6買わすな!」とキレていました。
 しかし、推しは8月に映画の撮影があり、「いや冷静に考えたら推しは出ない」と、脳内の冷静な叔父さんは一度はそう言って「買わない」の単勝に賭けたんだけど(ロト6が競馬かはっきりしないけどまあギャンブル)翌日推しがインスタで折り紙の写真を投稿したので脳内の深読みしすぎ叔父さんが「いやこの投稿、オタクに出演日を伝えようとしているのでは……?」とマジで意味の分からない深読みをし、深読みしすぎた結果チケット買っちゃったんだけど、発表されたキャストに推しがいてしかも一枚だけ買ったチケットが推しの出る日だったのでロト6が当たったぞい! と大喜びしていました。すごいよ深読みしすぎ叔父さん*6
 しかし7-8月推しは仕事がいろいろ入ったので推しにとって「この夏は例年より騒々しい日が続くはずさ*7」になりそうで嬉しい。
 1枚しかなかったチケットも無事に増やせたので本当によかった。っていうかキャスト発表して翌日(平日)朝10時からチケット発売という、「鬼畜か?」という感想しか出てこないチケ発でした。推しは去年も出たから私は「出るんちゃうか」みたいな心の準備できてたけど急に推しの出演を知った他担のオタクは本当にお疲れ様です。
 同担も他担も、トレブロがないことを祈ろうな!!!!
 っていうかあったとしても「密を避けるために……」とかいって劇場内でのトレード禁止にしそうで、本当に怖い。推し関連の取引をTwitterでしないと決めているので自引きか現地交換しかない叔父はすでに昨年と同じ事が起こることが容易に想像できて震えている。サンタさんへ、今年のクリスマスは「トレブロは買わない」と決意する強い心がほしいです。

 あと映画の方もクラファンをしていたけど、なんかもしかしてこれ試写会以外は映画館ではやらないのかな……? SNSかなんかに「一人でも多く届けないので円盤作る」みたいなこと書いてたと記憶しているけど社長さん、映画って映画館で見るものなのよ。

 

現在

  書きかけのまま7月になってしまった。
 7月現在は舞台が楽しみで毎日happyです。出るとしても大阪公演も来てくれると思ってなかったので本当にマジで嬉しい。そして当然のように東京行くけど自分にも推しにも何事もないことを祈る。
 久しぶりに推しを観るけど(6月末にあったDVD販促イベントは行けなかった。店でDVD売る日とイベントが別日だと地方民は普通に無理なのでこのシステムやめてほしい)、でもなんか数ヶ月あっというまだった。7月の私は「あっというまだったな」と思うけどたぶん5月の叔父さんはやや疲れていてそれが推し起因だと「思ってしまった」というのは覚えておきたい。基本的に元気なオタクなので忘れているけど疲れていると楽しいことも楽しいと思えなくなるので気を付けよう。
 推しの舞台をしばらく見ていないけど普段から推しは「12月から4月まで舞台仕事がない(2018-2019)」とか「8月から1月まで舞台仕事がない(2019-2020)」とかの人なので「いつもの推しの舞台がない期間」という感じではあった。
 いや~~でも本当に推しの舞台出演がとても嬉しい。もうなんかまたぶり返してていつ中止になってもおかしくないので喜べるうちに喜んでいる。「この時期に……」という声もあるだろうし、心配事がないわけではないけど、私は極悪人なので(詳細:パライソにはもう行けない - East gate,Open the sea.)「推しを観たい」という欲求のまま推しを観に行く。

 

 推しよ、あなたの世界一のまばたきを見られるのを楽しみに待っている。

 

 


(友人へ、「おめえ、ブログをポエムで締めるの好きよな」と言われて「ええ~~? そうか??」って答えたけどほんとだわポエムで締めてるわ)
 

 

 

*1:元ネタは「〜オカンとボクと、時々、オトン〜」。

*2:ポルノのミュージックアワー

*3:元ネタは「ハイスコア」

*4:オタクに恋は難しい

*5:BLEACHを握らなければ おまえを守れないを握ったままでは おまえを抱き締められない」

*6:すごいよ!!マサルさん

*7:ポルノのミュージックアワー

推しよ、私を見なくてもいい

2月に推しと接触した話(第十話 推しと接触 - East gate,Open the sea.)の後編


~前回のあらすじ~
 長くて読むのが面倒な方向けにまとめると「ジャイアント馬〇になりたい叔父と、財布の中の残業代すべて奪っていく推し(のイベント)」です*1イベントは2/8と2/15に開催され、私は2/15の1部2部両方に参加してきました。残念ながら2/15の時点でジャイアント馬〇みたいになることは叶わなかった。

 接触と言うべきなのか集金イベントと言うべきなのかわからないんですが「金を払って推しと会話する」イベントだと思って行ってきました。
 様々なイベントが中止されていますがこのブログはたぶんトータルすると「推しと会ったぜ! So happy! Foooo!!」みたいな内容になると思うので楽しそうな人間を見たくない方にはおすすめしません。でもちょっと推しに対して「推しよ、これは大丈夫なんでしょうか?」というようなことも書いているので推しのイベントのそういう意見を見たくない同担にも向いていないです。
 でも私は推しから認知もされていないしなにか特別おもしろいことがイベントで発生したわけではないのでそこは安心して読んでね! たぶん同担他担にかかわらずほかの人が見たら「その程度で楽しめてよかったですねえ(笑)」程度のことしかしてないと思うけどとりあえずいろいろあったけど楽しかったよ! っていうお気持ちブログです(その使い方あってる?)
 2月15日にあったイベントについて3月はじめに9割書いて5月に残りを書いているので文章に温度差があるかも。

 例によって長い(1万字ある)ので本当に暇な方向け。イベントのとこだけ読みたい人は「1部」ってところまで読み飛ばしてOKです(そこまでは「楽しかった遠足」「イベントの概要」みたいな内容)。

 

 当日・会場まで

 当日っていうか前日家に帰ったのが当日になっていた(日本語大丈夫かな?)
 2/15の13時開始なのに仕事して0時過ぎに家に帰ってきてその家が関西にある叔父、どういうことなんだってばよ、という感じだったけどなんとか朝6時に起きて化粧して新幹線も間に合った。ビューラーに瞼を挟んだりアイラインを目に突っ込んだりしたけど電車は間に合った。しかし朝ご飯を食べる時間はなかったので駅のホームでレッドブルを飲む。2/11くらいからファミマで開催されていた刀剣乱舞コラボの700円くじが引きたくてレッドブル3本+安いお菓子みたいな買い物を何回かしていたのでおうちにはレッドブルがいっぱいあった(推しと接触した話のはずがどうして命を削っている話をしているんだ?)
 肌のコンディションは最悪だったけど「たぶん推しは長時間人の目を見られないタイプだと思うのでいざとなったら推しの目をガン見し続けたら向こうから目をそらすやろ」という逆転の発想で乗り切ることにする(攻撃は最大の防御)。あとは2月の時点でコロナの話はあったし、マスク持ったし会場の感じで必要そうならマスクしよ~と思ってたけどまあ全然マスクしている人いなかった。それはそれで大丈夫? と思わないでもない。

 値段的に遠征の基本が夜行バスの叔父、たぶん遠征でははじめて往復新幹線だったけど席ガチャ失敗して新大阪-名古屋まで乗ってた横の人は一生貧乏ゆすりしていた。対抗してスマホでとうらぶ江戸城を周回、一生画面をタップするなどしていた(貧乏ゆすりおじさんにとうらぶで対抗する叔父さんの図)。
 そういえば今回はじめて富士山が見えて(普段外の景色が見えるような時間に新幹線乗らない)、「富士山だ!! でもここでスマホ構えるのはあからさますぎるだろうか」と思ったけど前の席の人もスマホを窓の外に向けてたし後ろからもシャッター音が聞こえたので安心して富士山撮ってきた。雪も積もってたので富士山っぽい富士山が撮れて満足。

 

イベントについて

 まだ推しは出てこないの? と同担(思念体)の声が聞こえてくるようである。まだです。
 ここで今回のイベントのおさらいですが、推しが描いた猫の(推しといえば猫らしい)Tシャツ3900円と、推しと猫のキーホルダー800円を組み合わせて3000円の特典券をゲットしてその特典券の枚数で特典が変わるという内容だった。
 前回もざっくり書いたけど3枚で握手+スマホで写真撮影、4枚で写真×2、5枚で写真と動画、6枚で店内案内5分である。動画は名前+コメントを指定できる。
 私が参加した15日はヴィレヴァン御茶ノ水店で、なんとそこは2月末で閉店予定。「閉店間際のヴィレヴァンを推しが案内してくれる」という2020年ベストエモーティスト賞が決まったも同然なイベントであった。この推しの仕事がノスタルジー2020大賞とのダブル受賞です。おめでとう。
 案内してくれるヴィレヴァンが閉店間際と知ってからずっと脳内に浮かんでいるそのイベントの様子が「秘密の地下室の説明をするナウシカ」だった。「さっき水を止めたからやがてみんな枯れるでしょう」っていうあのシーン。エモい(エモの感じ方には個人差があります)。
 3000円券×6枚で5分店内案内ということは21万6000円で推しの1時間が購入できると計算した叔父、1時間あったら推しになにをしてもらうか考えていた。1時間話してろって言われたらできないことはないけど、どうせ1時間あって案内以外でも可なら推しとなにをするか。
 考えて、ベストでは? と思ったのは「クレペリン検査」。
 15分×2回なので実施しても時間があまるし、義務教育でも導入されているのだからある程度推しの性格がわかるのではと思った。あと、推しに足し算させて横でストップウォッチ片手に「次!」っていうオタクの図がシュールで面白いから。普通に考えてそれをやらせようとする叔父にストップがかかると思うけど、推しの時間を金で買ってやってもらうクレペリン検査、オモロじゃん……(オモロの感じ方には個人差があります)。

 新幹線の中でスマホの画面をずっとタップしながら(江戸城周回)、そのようなことを考えていた。
 あと推しの一言動画も、「ジャイアント馬〇」って呼んでもらうか「ボーボボ」って呼んでもらうかもしくは「ジャガーさん」か「ピピ美ちゃん」って呼んでもらうか考えていたけど(推しに対してギャグマンガのキャラであろうとするな……)いつのまにか公式サイトに「本名でやれや」っていう注意書きが足されていたのでさてはすでにふざけた同担がいるな……?
 ボーボボは1月の推しの舞台を初日観て翌日身内の家に行ったときに、録画してもらってたMステ観てたらボーボボが出てきて「推しのネタってどちらかというとボーボボ的な笑いだよな……」と思ったのと、ボーボボが推しより大きくて(調べたら201センチだった)強いから。
 あと版権はNGだったんだけど「たっちゃん、○○(推しの名前)を甲子園に連れてって」も考えていた。推しの名前がわかる人にはこのセリフの笑いどころを理解いただけるかと思う*2

 
 照れと緊張を紛らわすためにオモロに逃げたい気持ちはあるが、しかしほかの人(推し)がメインのところでオモロに走って自分が笑いをとろうとするのはオモロを重んじるものとしてはマナー違反、と考えているためあくまでこれらは想像にとどまり、実際にはいたって普通の名前でいたって普通の一言動画を撮ってもらった。店内案内の参加に関してはしたといってもしてないといっても身バレにつながりそうなのでノーコメント。
 そんな感じで「絶対にしない推しとの接触」と、「実際になにを話すか」を考えながらとうらぶして新幹線に揺られていた。推しと話すのははじめてなんですけど、予習はするオタクなので「俳優 接触」「握手会」とかで調べて出てきたはてぶろ読んだりしていた。あと、推し以外の2.5会場で話した他担のオタク(よく話しかけられるタイプのオタクの叔父)から接触の話は聞いていたけどだいたい「思ったこと全然話せない」「話そうと思ったこと話す前に終わる」「でも笑顔で頷いてくれた」という感じらしいのでゆっくり話して20秒、急げば15秒ぐらいで話せる内容と私がなにか話す→推しがそれに対してするであろう返事→それに対して一言、というのを数パターン考えていた。
「思ったこと全然話せない」とおたくはだいたいみんな言うのでおそらく私もそうなるんだろうなと思ったし、しかしできる限りの準備はしたかった。口頭試問は嫌いじゃなかったけど、それはきちんと準備をしたからできたことなので相手が推しといえど準備は抜かりなくしたい。内容的には口頭試問というか「推し相手にする推しのプレゼン」だった。

 


 まだ推しは出てこないの? と同担(思念体)の声が聞こえてくるようである(二回目)。もうちょっと。

 最寄駅から迷いながらヴィレヴァンに到着。まったく個人的な印象で話すけど、推し自身はヴィレヴァンにあまり来なさそうである。私は大好きです。でも閉店間際ということもあり、あんまり商品はなかった。「ちょっと前の商品なんだろうな」ということがわかるようなものが多かった印象。
 そういえば、このイベントは電話で予約→2/8に商品発売で、2/8イベントの参加券は2/8会場の下北沢で、2/15イベントの参加券は2/15会場のお茶の水店で代金を支払った順に整理番号付きのトークイベント参加券を配られるという鬼畜仕様でした。両方参加する同担は友人か同担同士で協力しないと両方前列参加は困難なイベントだったかと思われる。実在するであろう両会場参加の同担の皆さんはどうしていたんだろう。分裂したのかな。地方済みで東京に友人がいない弱いオタクの叔父の番号は察してくれ。

 

 

 1部

 整理番号順に整列。
 人は思ったより少なかった印象(推しは最高なのでファンがむっちゃたくさんいると私は思っている)。あとはてぶろで他担の方のイベントとかのブログ読むと「同担に睨まれた」みたいなことを書いてあったので「睨んでいる」と思われないように斜め上か斜め下を見ていた(加害妄想強めの叔父)。
 程度の差はあれ、ここに集まっているのたぶんみんな同担なんだよな、と思ったら今まさにこれは同担(思念体)というやつでは……? ここに並ぶ私もまた思念体の一部……???? と、宇宙と一体になっていたら会場スペースに通された。前の方には椅子があって後ろは立ち見。

 ボーっとしてたら推しが出てきた。生きてる。出てきた瞬間に「これ以上かわいい人この世にいるのかと思うけどほんとかな」ってB'zの歌が脳内に流れた。*3
 まばたきしてた(このブログを何度か読んでいた方はいい加減飽きたと思うけど私は推しのまばたきから推しを好きになり、推しのまばたきは最高なのでバタフライエフェクトみたいにどこかの紛争を止めていると思っています。そういえば昔のブログ読んだら「推しの瞬き」って感じで書いてあって「推しの……またたき?」って一瞬読んでしまった。プリズムの煌めきみたいだな)。

 

 前半はミニトークということで質問に答えて、後半が握手会。
 一応仕切りはあった。ぼーっと待っていたら番になったので仕切りの布みたいなのから入って推しと対面したけど、生きてた。「生きてる」って口からまろびでそうになったけどこらえた。
 事前に考えていた通りのことをやや脱線しながらなんとか話して、写真とか動画撮って、撮ったんだけど、剥がされない。え、長い。
 進〇ゼミでもこれはやっていない。
 長くとも30秒ほどで剥がされるという予想を裏切りスタッフもなにも言ってこないし推しもニコニコしている。「思ったより時間が長い」という予想外の展開。2部で言おうと思ったことと、時間があったら聞こうと思ったことを聞いたけど、急に話が支離滅裂になった。
 その後、気が付いたら近くのカフェでアイスティの中の氷が溶けていくのを眺めながら「なるほど、推しとの接触でうまく話せないとこういった心理作用を得るのか……」みたいなことを考えていた(刀ステの南海太郎朝尊か?) 実際、接触という点では顕現したてのステの南海太郎朝尊くらいのレベルだしな……。
 体感で3分くらいはあった。
 カフェで呆然としながら、2部なに話そう……とまとめつつ、しかし1部のショックというか衝撃が強すぎてずっと呆然としてた。これが接触……(叔父のレベルが3上がった!) そして推しを前にした己の話し方を振り返ると完全にオタクのそれで「追い込まれるとその人の本性が出るってほんまやな」と身をもって知った。知りたくなかった。
 全然まとまらないまま時間は過ぎて2部へ。

 

トークの内容


 いろいろ話してたけど気になったこと。1部か2部かはっきりしない部分があるので真ん中に書いておく。

 

・大丈夫か推しよ 

 1部でイベントの説明をしていた推し、その途中でその場にいる特定の同担の方の2/8にあったであろう動画の内容をいじる。「なるほど、これが認知か」と思うと同時に不穏な気配を察知*4
 なんかうまく言えないんですけど、推しはまばたきをしているのでどこかの紛争は収まったはずなのに、今まさにここで戦争が起こる気配を感じていた。ほかの人がどういう顔をしているのか知るのが怖くて、横を見られない(元から推ししかみていないけれど)。そして言われたその人も、推しとだけその動画を共有したかった可能性は無きにしも非ずなのではと考えると大丈夫なのか?
 あと、推しは話しながら我々の反応をうかがっていたけど、前列の声が大きい方をよく見ていた気がする。叔父はコーレスが苦手且つ人が前で話しているときは黙って聞こうと習った癖が抜けていないので無言を通したけど席が近い方はけっこうラフに推しに話しかけることができていた気がする。しかし逆に前の方にいるけど話しかけないタイプの方とか、話しかけたいけど後ろの方にいる方は大丈夫だったのだろうか。
「推しよ、これは大丈夫ですか?」というよりこれは同担の心配をしている。はてぶろとか読む限りこのシチュエーションは「あかんやつ」ではないかと思うんだよな。 
 予習をしすぎたせいでいらん心配をしているのではと思わないでもない。まあ終わっちゃったイベントだし今更気をもんでも仕方ないので同担みんなが楽しめたことを祈る。しかし推しは一人でずっと話して笑いを取れるタイプではないような気がするので前列の方が頑張って話しかけたり反応をしないと難しかったのかもしれない。でも私が参加できなかった猫カフェイベントももしかしてこんな感じで「近い席の方くらいしか推しに話しかけることができない」だったのであればやっぱり「大丈夫か?」と思ってしまう。

 推しがまばたきをして紛争を止めながら新たな火種を落としているような現場を見た、そう考えたらそれはそれでオモロではあった(ポジティブ検定1級の叔父)。

 そして今後万が一同じようなイベントがあってなんやかんやで私が前列に座れてしまった場合、推しの話に反応できる自信がないしなんだったら笑えるかわからないのでそっちの方が大丈夫じゃないかもしれない。イベント中、推しの話に対して私は「ふーん」と思ってたら、周りは「どっ! わはは」ってなっている、ということが何回かあった。そんな笑うところだったか……? と笑いどころがわからなくて「えええ」となってしまった。
「推しは生命体としては最高にオモロだけど、推しのネタがおもしろいかはまた別の話」というのをずっと考えている(推しと笑いに関して厳しくない? と思ったけど5月になるまでに結局これは「私と推しの笑いの周波数の違いでは」と思った。おもしろかったのかもしれないが、私はそのオモロの周波数に合っていなかったのでオモロを感じられなかった)。
 可能であれば推しは前の方で見たいけど、笑えるかわからないので前の方だと盛り上がってなくて申し訳なさを感じるかもしれないと今後のイベント参加のポジショニングを考えていた。

 
・推しのQOLはおそらく私より高い

 人の生活の質を会話から判断するというのはあんまりほめられる行為ではないかもしれないけどそう思った。
 思ったきっかけとしては、寒さ対策だったか美容の話だったかで「湯船につかります!」って言った後に推しが「え? 浸からないです?」みたいなことを言った。そのときの推しの話し方から、この人はガス代とか水道代を気にしてシャワーで終わらせるとか、帰宅時間が遅くて風呂に浸かる時間がないとか、そういうことは今までほとんどなく当たり前に湯船に浸かれる生活をしてるんだなということがわかった。
 これたぶん人のレポとか見てもそこまでは読みとれなかったと思うので、この質問の回答を聞けただけでも東京まで行った甲斐はあった。まあ元から推しは都内、猫が三匹飼える程度の家で実家暮らし、ということはわかっていたので、なんというか「安泰」に近いものは感じていた。あと「家事はあんまりしない(だったかほとんどしないだったか)」とも言っていたけどほとんどしなくても許される程度の家族関係。まったくの偏見で話すけど、推しの家のカルピス、すごい濃そう。すごい濃いというか私が飲むカルピスの倍くらいの濃度な気がするとイベント中に思った(叔父がつくるカルピスが薄いだけの可能性ももちろんある)。

 私はずっと、推しがあんまり舞台の仕事がないことが心配だったのだけどこのイベントで「そこまで頑張って働かなくても生きていけるのだろう」という気配を感じたのでよかった。勘違いかもしれないけれど。今これ読み返して書き足してる5月時点で推しは次の舞台の仕事が決まっていないけど(映画は決まった、おめでと!)、この状況でも推しはたぶん「食べていけないので舞台俳優やめます」みたいなことはないだろうと思っている。元からあんまり「買い支えよう」という気はないけど、そこまでしなくても推しは生活面では大丈夫だろうと思えた。
 あと、ずっと推しのこと「東京出身でこんな仕事してる割には全然がつがつしてないよね」と思っていたけど、最近読んでいる本で「二十三区内に土地とそこそこ大きな家を持っている家系で一人娘だからそりゃあそんなにがつがつしていないよね」みたいなことが書いてあるシーンがあって「もしや推しこれか!???」と思った。豊かさくる余裕か……なるほど……。あくまで想像にすぎないしあんまりいろいろ勝手に考えたこと書くと怒られそうだけど、とりあえず推し、「この状況でもたぶん大丈夫そう」と思えたのでよかった。「生活できないんでやめます」って言われるのは辛いもんな。

 

・人から誘われたらご飯行く

 ハイステ以外の公演ではあんまり、いや全然共演者とご飯行った的な投稿がない推し。
「あんまり自分からは誘わない」みたいなことを言っていたけど「=誘われない」ということか……?
 事務所が厳しいのか推しがワシントン条約で保護されてんのかおもんないから誘われないのか行ってるけど写真を撮っていないだけか……。この仕事人脈というかコネは大事だろうと思うので、そこは大丈夫か推しよ……。
 推し、「人付き合い」という点では見ていて心配になることがある。ファンがそこまで気を揉むことではないとわかっているけど。インスタはやってるけどTwitterはやってない推し、インスタで共演した人みんなをフォローするわけではないみたいだけどフォローしてない相手(歴としては先輩)は推しをフォローしている、みたいなのがあるので「推し……!」と勝手に気を揉んでいる。ビジネスとしてSNSを使っているんとちゃうのんか……。興味がある人しかフォローしない方針なのか事務所の方針なのかただ抜けているだけなのかどれだ推しよ……。なんかそういういろいろが露呈しそうなので私は推しにはTwitterやってほしくない派です。

 

 勝手に安心したり心配したりしている。
 たかがファンが気を揉むことではないんだろうけど、なんとか舞台に立ってほしいんだよ。うまく世を渡ってほしい。

 

2部

 気がついたら新幹線乗り場にいたし「なるほど、うまく話せないと……」って脳内でまた南海太郎朝尊が語りはじめた。
「言いたいこと全部言ったった」が「支離滅裂」ではあった。
 でもなんか私もテンパっているけど推しも普段のバクステ映像とか写真とかから察するに決してこういうのが得意というわけではないのではと思いながら「おめーは最高だし俺はそんなおめーが好きだぜ(意訳)」という話を本人にしてきた。支離滅裂だったけど……。

 


反省とわかったこと

 マジで人生の中の「面接」とか「口頭試問」とかの中で一番うまく話せなかったと思う(推しの接触は面接ではない)。「悲しい」よりも「悔しい」が強かった。
 その「悔しい」について考えたけど、「もっと私は推しのオモロについて言える」だなと気づいた。
 私は三次元の人間を推すのがはじめてなのだけどイベントに行くまで「私は舞台に立っている推しが好きだが接触イベントに行ってどうするのだ?」と思っていた。まあ「まばたき見たいしな」というのはあったけど(推しのまばたきを見るためだけに新幹線往復3万出すのは個人的には「狂気の沙汰」だよ叔父さん)。
 でも「やってみないと何事もわからないし、行ったらなんかはわかるだろうし、なにかしらの方針は決まるのでは」と思っていた。
 行って、まあうまくはいかなかったけど私は「持ちうる限りの言葉で推しのことほめたいな」と思った。「それなら別に手紙でもよくない?」とも思うけど、「その場で反応が返ってくる」のはでかい。とあることで「こういうとこういう反応するのか」と思ったことがあったので、なんか「じゃあ次があったらこう言おう」と思った。
 こういうイベントと舞台どっちが好きかって言われたら舞台ではあるので、今後接触に重きを置くわけではないんだけど、「次の機会があったら褒め殺したるからな」と決意をした。いやでも今回は本当に私の準備不足……。もしかしたら今回だけむちゃくちゃ時間が長かったのかもしれないけど今後は15秒、30秒、60秒、180秒版くらいでそれぞれ準備するわ(CMかよ)。万全の状態で推しに向かって推しがどんだけオモロかプレゼンしたる……と強く思った(5月になった今では「なにいってんだこいつ」と思わないでもないけど勢いがあって良いと思う)。
 そしてここでタイトルを回収しますが、個人的に推しは舞台に立っているときは客席を見ていない(見えていない)タイプかなと思っている。「こちらを見ているが、焦点は客席でなく推しの目から70センチ先」みたいなタイプ(あくまで個人の意見なので実在する同担で「目が合った」と思っている人を否定する気はないです。叔父の言うことは気にするな、それはきっと目が合ってるよ! やったな!) なので今まで「推しがこっち見た」と思ったことはないけど(1月のイベントで対面でシールはもらったが)、今回はじめて推しが私を見ていると思った。ちょっと違うな? 「推しの眼球に映っとるやんけワレ(この場合のワレは自分(我)のこと)」が近い……? でも見てほしいかと言われたら私は見ていたい方だし推しを知りたいし褒めたい。別にこっち見てくれなくてもいい(これは2020年2月の推し事スタンスなのでいつか推しのことを恋愛的に好きになって「こっち見ろや」となる可能性ももちろんある)。
 あとは「私は現段階では認知はなくてもいい」という意味の「推しよ、私を見なくてもいい」です認知されたら嬉しいとは思うけど、「認知もないし前回言ったことも覚えてなさそう、よっしゃまたここを褒めよう」というサビを何回も歌うタイプのオタクだな私はということがわかった。一応言っておくけどまばたきは褒めてない……さすがにファンから「まばたきが好きです」って言われても反応に困るだろうなと思ったのでとりあえず今回は言ってない。

「推しは最高」ということを、次はもっとうまく言いたい、と思ったイベントでした。
 あと板の上で役を演じている推しはもちろん最高なんだけど、役を演じていない推しもSo cuteなのでまた見たい。思うところとか気を揉むことはあれど、推しはかわいい(「かわいいから許す」っていうタイプのだめなオタクだ)。

 

 

まとめ?

 そんなこんなではじめての接触は終わって、「いや好きだわ」と言いながら帰ってきた。
 帰りの電車の中で前日2/14に会社でもらったチョコパイを食べようと思って封を開けたら記憶の中の二回りくらい小さくてむちゃくちゃ悲しくなったと同時にジャイアント馬〇になってしまうと相対的にだいたいのものが小さく感じてしまうのではと気が付いてしまう。これ以上チョコパイを小さくするわけにはいかないので、帰りの新幹線の中でジャイアント馬〇になるのを私は諦めたのである。
 一度言ったことでもなんかあかんとおもったらあっさり曲げる、それが俺の忍道だ。*5
(でもその後私がチョコパイだと思っていたいただきものは森永のガトーショコラという別商品で、記憶の中のチョコパイはロッテのチョコパイだということが判明。大きさを確認すべく数年ぶりにロッテのチョコパイを買って食べたら「小さくなった気はするがまあ許容範囲」というサイズだったのでめでたしめでたし)
 


 ちなみに、撮った写真は割とどれも「普通の写真寄りのオモロ」で撮れたのでたまに見て「へへへ」ってしてたんだけど、動画の方はなんかこう……なかなか再生できず……気づいたら一ヶ月以上経ってたわけなんだけど(そんなことある?)、ハイステ全公演中止が決まったときにしんみりしながらようやく再生した。頼んでた台詞以上のことを言ってくれたのは覚えているんだけど、一部分なにを言っているのかわからないところがあって爆笑してしまった。身内友人知人各位は今度見せるので一緒に考えてくれ(急な私信)。

 あと、Tシャツ、同担(思念体)のみんなたちは着てる? 
 私はTシャツは半袖派かつ黒T派だし、しかも猫より犬が好きという「全部逆」なので「一生分どころか来来来世の分も白の長袖Tシャツを買っちまった」という感じなんだけど一応部屋着にしている。でも「逆にこんだけあるならなにしてもいいよね?」って思ってスーパーでカレーうどんカップ麺買って食べたりした。こんな機会でもなきゃ白いTシャツ着てカレーうどん食べようなんて思わないと思う(でも染み抜きしたらちゃんときれいになった)。今後私の家に泊まりに来た身内友人知人各位には貸してそのままプレゼントします(急な私信2)。
 メイドインベトナムと書いてあったので「推しのこの絵がベトナムまで行ったのか」と思うと感慨深い。ありがとうベトナムの工場の皆さん。大事には着ないかもだけど楽しく着るね。
 あとキーホルダーの方はそれぞれ「虚無の目をしている猫」と「まったくもって不服という顔をしている猫」が写っててオモロなので部屋に飾ってます。フォトショでいじれないお猫様、おもしろい。


 以上、長くなりましたがはじめて推しのイベントに行ったけど、楽しかったというお話でした。
 ご静聴ありがとうございました。

 

「コ…ナの二次災害、オタクの配信疲れ」みたいなことを書こうと思ったらメモ帳からSo happyな下書きが出てきてしまったので先にあげておく。次回は「解決したけどなんか急に一瞬オタク疲れた話」の予定です。それまでになんか推しがかわいいアクションを起こしたら違う話になると思う。

 

 友人に「ブログ、区切りとかなくて読みにくいし元ネタ通じてない人絶対いるから脚注使いなよ」って言われたのでいろいろやったけどそもそも私の文章が長くて読みにくくね? (急な私信3) 

 

 

*1:奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール

*2:タッチ「南を甲子園に連れてって」。推しは「南」ではない。

*3:B'z「だれにも言えねえ」。でも改めて歌詞調べたら全体を通してだと今の私→推しへの感情とは全然違った。まあでも推しは目の前にいると「これ以上かわいい人この世にいるのかと思う」だよ。

*4:とうらぶの「敵の気配を察知」

*5:ナルトの名言「一度言ったことはぜってー曲げねえ、それが俺の忍道だ 」